帰国生中学受験(試験3ヶ月前帰国のケース)

ニューヨークから帰国したのが8/31。受験準備を海外で全くせず、帰国生中学受験を終わらせた話。自らの備忘を兼ねてnoteに記載。

長女11歳。現地校5th grade卒業時期に帰国が決定。2年ほどしか駐在しなかったので、現地校への順応に注力し、帰国生受験を見据えた勉強は全くしていなかった。

9歳で渡米するまで海外経験はなし、英語の学習も全くしていなかったが帰国直前の英検で準二級まで取得して帰国。なお、週に1度英語のレッスンを受けていた。補習校は週一度通い日本語能力の維持をした。

帰国時点で小学校6年生の二学期。公立中学校への進学でも良かったが、せっかく伸ばした英語がもったいないという思いが親としてあり、6月ごろから学校を探しはじめた。

帰国生用の学校便覧はいくつかあるが、帰国生フレンド友の会の学校便覧が必要な情報がよくまとまっており使いやすい。帰国生入試の実績、進学実績、学校の様子、帰国生への取り出し教育の有無など大変よくまとめられている。

帰国前に学校候補をある程度絞った。
英語教育が充実している学校に女子校が多かったこと、
娘の性格から女子校の方が合いそうだということ、
共学校は偏差値が高く入れる可能性が低い
上記3点の理由から女子校を選択。

帰国生中学受験におけるレベルは帰国時点は全く不明。6校ほど住む予定の地域から通える学校を候補にした。

帰国後、小学校への転入手続きが済んで通い始めた直後、9月の第二週より塾選びを開始。帰国生用の大手塾へも模試を受けた上で相談したが、算数のレベルが低すぎて話にならないとあしらわれる。英語についても帰国生中学入試のレベルは想像より高く、駐在2年程度では平均よりはるかに下のレベル。唯一の希望は国語が偏差値50前後であったこと。

大手の塾では対応が出来なさそうだということで、近所の大手個別指導塾へ相談。試験まで2ヶ月しかないが、英語、国語、算数の3科目受講でトライすることになった。

塾はスタートしたものの、娘本人はなぜ受験をするのか、学校の勉強以上に勉強が必要なのか分かっておらず、いまいち9月10月時点では勉強に身が入らない様子。残された時間は少ないと言ってもあまり通じない。

英検準二級の合格結果から二級も可能性あると見込まれたので、10月に英検二級を受験。こちらは中学受験の直前に合格が判明。

10月中旬に受けた2度目の模試では国語、英語にやや伸びが見られるものの、算数は壊滅的な状態。合格可能性判定もほとんどが30%以下。国語と英語で受験可能な学校だけわずかに可能性がある状態。

塾での学習と並行して学校説明会等に出席して学校の様子をつかむ。ホームページ、パンフレットでもある程度見ることはできるが、実際に学校へ行って先生の話を聞いたほうが学校の方針はよく理解できる。特に帰国生をどのように教育していくかは学校によって方針が異なる。帰国生を多様性の一つとして捉える学校、帰国生の英語能力を伸ばしたい学校、学校説明会に行って聞いてみないとわからない。

娘は合計3回の帰国生入試を受けた。試験直前から3回の受験の様子は次の記事に書くつもり。

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