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PERFECT DAYS

先日久しぶりに映画を見た。朝9時台の回で。前日夜に予約をして、朝起きたら雨が降っていて心が折れそうだったが、とても良い映画で見に行って良かった!

トイレ掃除の清掃員として働く主人公の平山さんの日々。社会的に見れば華やかな生活ではなく、同じような毎日を過ごしているように見える。
でも、平山さんはそんな毎日の中でもささやかな変化や自然の美しさ、人とのかかわりや、読書、音楽などを、いつくしみながら、楽しむ日々に満足している。

誰かの思惑にのせられて、生活スタイルや装飾品・旅行など、良いと思わされて欲望をかきたてられて消費する。資本主義経済のなかで生きていく以上、仕方のないことかもしれない。

でも、人間はそんなことしなくても、幸せなのかも知れないな。

作品のなかで登場する渋谷区の公衆トイレはほんとうに美しくて、ロケ地巡りをしたいと思っている…!笑

ちなみに場面も都内だけだし、なんなら平山さんの運転シーンが多く、台詞もとても少ない、シンプルな映画だなと思っていたが、なんと、撮影期間はたった15日ほどだそうな。

なお、平山さんは風呂なし、洗濯機もない、築年数の経過したアパートに住んでいるが、部屋の中はとてもすっきりしている。
所有せず、シェアできるものは都度利用する(銭湯、コインランドリーなど)生活スタイルは好感がもてる。
だからといって、今すぐ風呂なしの部屋には引っ越せないし、洗濯機を手放すことはできないけれど、何かに迷った際は思い出して、あまりモノを所有しすぎないようにしたいと改めて思った。

映画を見終わったあとは、オットとも、ぽつりぽつりと映画について話した。長年一緒にいて、映画もちょくちょく見に行っていたが、映画を見た後に映画についてこんなに話したのは初めてかもしれない。

「2回目も見に行ったらまた発見がありそうだね」

また見に行ったらご報告することにします。

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