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技育展2022で takenoko を発表してきた

数年前から純粋に自分が欲しいと思っていたアプリ「takenoko」を技育展きっかけで作り始めて発表してきたので、色々まとめていきます(もし不適切なものがありましたがご連絡いただければと思います)

技育展とは?

技育展は、アウトプットの促進を目的とした
エンジニアを目指す学生のためのピッチコンテストです。
自らのアウトプット(作品)を展示(プレゼン)し、
もの創りの楽しさ、厳しさ、可能性を知ることができます。

https://talent.supporterz.jp/geekten/2022/

今年は全部で15テーマあり、参加するには事前審査を突破する必要があります。また、仕上げ開発期間では企業の方に質問するだけではなく、面談をする機会もありました。

詳細はこちら↓



そもそも…

このアプリのアイデア自体は数年前からありNotionにまとめていました。(ペルソナもいますが…😑😑)


開発背景

従来の勉強記録アプリにはいくつもの問題があると感じていました。一部ですが、発表時より詳しめにご紹介します。

主な課題点


①記録が日ごとに表示される

  • 「勉強は積み重ね」という割に分けて表現している

    • どうしても日々の記録にバラツキが生まれることは避けられない

  • 間が空いた場合に戻りにくい

    • 何も記録されていない空白の期間を見るのは、やる気を削がれる…


②他人と比べられる

  • 他の人の記録や様子が分かるのがメリットもある

    • 「自分も頑張ろう!」「みんなやってるから自分もやろう!」と思える人であれば良い

  • しかし、デメリットの方が大きいのでは?

    • 「周りと比べて全然やっていない…」と落ち込む

    • (SNSっぽい要素も含まれている場合)周りが気になって勉強に手が付かない


③勉強するまでにいろいろな操作をしないといけない

  • 勉強を始めるまでにいくつか操作をしないといけない

    • ただでさえ勉強はやりたくないのに、始めるまでが面倒だとやらないのでは…?


④目標を高くしがち

  • 目標を上手く立てられる人は少ない

    • 必要以上に無理な目標設定をしがち

    • 結果、達成できずにやる気が削がれる



初期コンセプト:「激アマな勉強記録アプリ」

それらの課題を解決するために当初は「激アマな勉強記録アプリ」をコンセプトに掲げていました。当初の予定は

  • 勉強の記録は上に重ねる

    • 絶対に下がらないグラフ表示

  • アプリ開くだけで褒められる

  • 1年前と比べて出来るようになったことを表示

  • 目標には幅を持たせる

    • 1分でも勉強したらOKレベル

    • 「やり始め」のハードルをひたすら低くすることで達成感を与える

  • 即座に使える

…などでした



技育展に向けて

応募時にはEVPを作成し方向性を定めるだけでなく、実現可能かどうかのプロトタイプを少しだけ試しました。実質コンセプトくらいしか書いてなかったので、まさか通るとは思っていませんでした…。


面談前までの開発

流石に機能が多いので、今回は「実際に使える」ことを第一優先としてました。参加が決まってからの1ヶ月で形にしないといけなかったので、機能を絞りました。

  • 常に右上がりのグラフ表示

  • タイマー機能

  • DB作成

を目指していたので、ものすごくミニマムなアプリだったんですよね…。時間が無かった……。


面談にて

あえてかなり情報を少なくし、今あるものだけの説明を載せた必要最低限のスライドを作成し、事前共有した状態で面談させていただきました。その方が、より率直なご意見を聞くことが出来るのではないかと思っていたからです。

案の定、かなり突っ込まれたものの、様々な貴重なご意見をいただきました。ありがとうございました!自分には無いアイデアを出していただけて良かったです。また、自分が当初想定していた機能の提案も多く、方向性としては間違っていなかったのだなと自信が持てました。


ただ、ここで方向転換をしなければならないことが発覚し、DB作成は諦めて機能の追加(UI作成)をすることになったのですが、これが大変だった…


面談後の開発

面談後はまた1からUIデザイン考えるとともに、筍モチーフのキャラ作成、「takenoko らしさ」にとても悩みました。色使いも、世界観も、難しい……。


アプリ名を安直に takenoko にしたのを後悔しました…。自分が好きなアプリを参考に命名しましたが、方向性も似ているので類似しすぎないようにしたり、キャラを作ろうにも筍は難しかったり、思わぬ落とし穴が多かったので、別のアプリ名を考えれば良かったですね。失敗した…!


本当に筍をキャラにするのは向いてなさ過ぎました。イラスト検索でもあまり出てこないので、自分なりに考えて色々作ってみましたけど、結構時間がかかりました…。デザイナーさん本当に尊敬します。

というか、「筍」が問題点だらけでした。

  • そもそも筍の色が濃くて目を入れにくい

    • 色を薄くするしか無かったので、アイコンが間抜けな感じに。

  • 「かわいい」のかが分からない

    • これが可愛いのか段々分からなくなってました笑(結局聞きました)

  • 手足が欲しい!

    • 感情表現するのに表情だけでは難しいことを実感

    • 手を生やしたかったですけど、しっくりこなかった…

筍モチーフのキャラ考え中…

ま、逆に分かったことは「目は小さく中央に寄せるとゆるく見える」「筍の線は少なくてもそれっぽく見える」ことですかね~皆さんも筍モチーフのキャラを作る時は是非参考にしていただければと思います。


発表!

少しでも「takenoko」の印象が残るようにスライドを作りました
(ただ、どう考えてもこの後にあった某シューティングゲームに全て持ってかれた気がします笑)

ちゃんとこのキャラ可愛いらしいので一安心…

最後のスライド


特徴は3つに絞って、文字多めに。

発表はものすごく緊張しましたが、無事に終わって安心しました。



振り返り

学び

学んだことは今後Qiitaなどで記事にまとめておこうと思っているので、ここでは割愛!


気付き・反省点

個人開発、思っているよりはるかにつらい!!ってことに気付きました。
今まではチームでハッカソンなどに参加していたので知りませんでしたが、個人開発にはまた違った難しさを感じました。聞く相手も話す相手もいないので色々不安になりますし、アイデアが全然出てこなかったですね…。人と話すことでアイデアって生まれていたんだなぁと痛感しました。とはいえ、個人開発も個人開発で楽しいんですけどね!!


あと、もっと色々質問してみるべきだったと反省してます。クリティカルな部分だけは聞いたのですが、それっきりだったのでもっと気になってる部分とかも聞いてみれば良かったなーと。完全に後の祭りですが。
更に、UIデザインが全然分からなかったので、時間があればこの辺りも勉強しておきたいと思いました…。


さいごに

何とかカタチにして発表まで迎えることが出来て良かったです。関わって下さった方々ありがとうございました!

そして、技育展は来年以降もあると思いますので、学生の方は興味があれば挑戦してみることをおすすめします!!


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