"感情"をふりかえる 〜プルチックの「感情の輪」を使ってみよう〜
あなたは自分の感情をちゃんと認識できていますか?
そもそも、どれほど "感情" を知っているでしょうか?
本記事ではプルチックの「感情の輪」を使ったふりかえりを紹介します。
プルチックの「感情の輪」とは?
心理学者ロバート・プルチックが考案した「感情の輪」は、8つの基本感情(一次感情)と、そのうちの2つが結びついて生まれる混合感情(二次感情)で構成されている、三次元の色彩立体モデルです。
8つの花びらのように見えるものは基本感情の強さによって段階的に分かれています。中央に向かうほど強い感情です。また、反対に位置する感情同士は相対的な関係とされています。
感情
主に8つの基本感情とそれらからなる混合感情が存在しています。
ここでは簡単な紹介にとどめますが、興味があれば参考資料などをご覧ください。
8つの基本感情
喜び・信頼・恐れ・驚き・悲しみ・嫌悪・怒り・期待
隣接する感情から生まれる混合感情
愛・服従・畏怖・拒絶(失望)・後悔(自責)・軽蔑・攻撃・楽観
1つおきの感情から生まれる混合感情
罪悪感・好奇心・絶望・不信・嫉妬・冷笑・誇り・希望
2つおきの感情から生まれる混合感情
歓喜・感傷・恥・憤慨・悲観・不健全・優位・不安
"感情" をふりかえる
それでは早速ふりかえってみましょう!
私の場合は、1日の終わりに書いている日記内でこの感情の輪を使ってふりかえりをしています。
⓪ 感情が動いた出来事をあげる
今日1日の中であなたが1番嬉しかったこと、悲しかったこと、イライラしたこと、など印象に残った感情は何でしたか?
また、それはどんな時に起きましたか?
① そのときに感じた感情は?
その際に感じたものを全て出してみましょう。
② プルチックの「感情の輪」の両端にある感情はあった? / (混合感情であれば)その2つの感情はあった?
本当にその感情だけだったのでしょうか?違った角度からも考えてみましょう。
③ 反対側にある感情は?
反対にある感情を抱くとより大きな感情となるみたいです。印象に残るほどの感情であれば、実はその前に反対側の感情もあったかもしれません。
8つの基本感情から、自分に問う
ふりかえりの際は「感情の輪」を見ながらこの感情はなかったのかな?などと考えてみると、より多くの感情に気づくことができます。自由にいろんな視点から物事を捉えるとより深く感情を味わえるのでおすすめです。
以下の問いが参考になるかもしれません。
自分は何に対して「喜び」を感じたのか?
自分は何を「信頼」していたのか?
自分は何を「恐れ」ているのか?
自分は何に「驚き」を感じたのか?
自分は何に「悲しみ」を抱いたのか?
自分は何に対して「嫌悪」しているのか?
自分は何に対して「怒り」を抱いたのか?
自分は何を「期待」しているのか?
参考資料
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