見出し画像

シナリオ・センターで学んだこと

気になったのでシナリオ・センター シナリオ作家養成講座へ通うことにしました。
シナリオライターになるぜ!っと意気込んで通ったというよりは、シナリオってどう書くんだろうか、自分にも出来るんだろうかっとふわついた気持ちで決めていました。
意外にもそういった動機の人が多かったので、救われたような、気軽に学べる安心感を持ちながら、講義を受けることができました。

シナリオの書き方を学ぶ

シナリオ・センターではドラマを主軸に映像作品でのシナリオの書き方を学んでいくという内容でした。基礎が出来れば漫画原作、ゲーム、小説など様々な文芸作品へと発展していけると感じましたが、メインは映像作品でのシナリオの書き方になります。
コンクールや企画書の書き方なども教えていただけますが、おまけと思った方がいいと感じました。
講師によって講義内容は変更ありませんが、教え方は変わるので説明会に参加してから講義を受けると、より有意義に講義が受けれるかと思います。

アイデアまでは学べない

シナリオ・センターで学べるのは書き方です。
この課題にはこういった登場人物で、こうやって書くと面白くなるあるいは売れるようになる!といった期待するとがっかりしてしまうかもしれません。
インプットもなくアウトプットはどうしたらと思いますが、講義中に先生から課題の参考になる作品を紹介されるので、観てみましょう。自分なりのアイデアを出したい時はイメージに合いそうなあらすじの作品を観ていくといいでしょう。

映像作品をたくさん観よう

アイデアを集めるには作品をたくさん観た方がいいです。作品はドラマや映画に限定する必要はないと感じました。小説が好きなら小説を読む。アニメが好きならアニメを観てもいいし、ゲームが好きならゲームをやってストーリーを楽しみましょう。
作品を観てアイデアを集めるのが大切だと思います。

22の課題(宿題)を書ききる

シナリオ・センターを通う最大の魅力は課題(宿題)です。
シナリオを書くという習慣をつけるには、この課題が一番効果的だと思いました。講義で学んで1週間以内に書くというのは、講義内容を理解した、してない、身に付く、つかないは一旦置いといて、確実に書く力にはなります。

作品を作るのはめちゃくちゃ大変です。課題をやりきるためには22作品を作る必要があります。同じ設定は使えない(一部例外あり)ので22回分の登場人物と世界観を作る必要があります。
私生活があるので丸々1週間使えないという前提条件。しんどい、シナリオ作家として生きてかないし・・・と脱落するのは一瞬です。ですが、長期的に作品を作り続ける時に自分にとって何が障害になるのかを知るってのは大切だと学びました。
正直、皆勤賞のご褒美(私の時はありました)狙いじゃないなら、課題はやめてもいいと思います(本当はダメだけど)。何かを続ける時に自分はこれで挫折した。そしてこうしたら再開できる!と見つけると、シナリオ作成以外でも役に立つと思います。ぜひ、チャレンジしてみましょう!

注意!添削は一回だけ

課題を全て達成したら、シナリオの書き方は良くなります。ですが面白いシナリオを書けるようになる訳ではありません。
添削は書き方が合っているかを見られるので、作品の評価には繋がらないからです。さらに添削は始めに送った一回だけなので、指摘された部分を直しても同じ作品を再度添削してもらう機会はありません。

良い作品とは、人が見やすいシナリオのことなのか、面白いと言われるシナリオなのか、そこは自分で勉強していくしかないと感じました。

自分なりのやり方法を見つける

シナリオ・センターでは先生やチューターさんが随時、質問を受付ているので口頭でもメールでも何か悩んだことがあれば聞いてみましょう。
些細な質問にも親身に答えてくださっている印象を受けました。そのため、返答が遅めなので、気長に待ちましょう。

他にも教室の雰囲気にもよりますが、通いの生徒さんは積極的に交流をしている人が多い印象を受けました。休み時間などで生徒さん同士で話してみるのも良いかもしれません。

そこで自分なりの勉強方法や作品制作の方法を見つけると、今後の糧になっているなと感じました。

最後に

分からないまま始めましたが、講義を受けたこと、課題をやりきれたことを含め楽しい6ヶ月でした。
さらなるステップアップを目指して今はゼミナールに通っています。
こちらは期限のないシナリオ達筆になりますが、完走できるように頑張っていきたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?