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森田剛groove

11/1、V6のラストコンサート。

その日はV6がラストの日であり、アイドルの森田剛を見れる最後の日。
少し躊躇しながら、配信チケットを買った。

見たい気持ちと、見なかったら自分の中でV6は永遠に終わらないんじゃ?と、アホなことを考えたりすごく複雑な気持ちで当日を迎えた。

結果、ここ数年V6を真剣に追いかけていなかった事を大後悔する素晴らしいステージだった。

解散コンサートで最高を更新してくるV6
本当に恐ろしい子。

楽曲、構成、ダンス、MC、全てが完璧だった。

内容を一つずつ書いていたら永遠に終わらないので、森田剛のことだけ書いて成仏しようと思う。

小学3年生の時に、初めてテレビで見た時から沼落ちだった。
当時は「ここが好き」とかよく分かっていなかったけれど大好きで大好きで、当時の私に「見る目あるじゃん」と伝えたい。

アイドルなのに、キャップを深く被り、光のない目で床を見つめて踊る森田剛も

ガリッガリの裸で楽しそうに踊る森田剛も

切ない声で歌うAメロ職人の森田剛も

メンバーをからかってウキャキャッて笑う森田剛も大好きだった。
(MCの長野くんへの「なげーよ、なにやってんだよ」のくだりは最高だった)

コンサートが中盤に入り、客席の近くに行く森田剛はとても穏やかな顔でファンに手を振っていた。
手からマイナスイオンを出してたと思う。


その姿を見ていたら、感情がおかしくなって涙が止まらなくなった。

目に焼き付けたいのに、涙が止まらなくて、生まれて初めて涙を流しっぱなしにして、腫れた目で追いかけた。

最後の挨拶を1人ずつする時に、森田剛は自分の順番までずっと下を向いていた。

当初は1人ずつコメントする予定じゃなかったそうで。
それもV6らしいなぁと思った。

最後のメッセージはとても優しくて、暖かくて、涙はなく、ファンを想って出す言葉が、最後まで森田剛らしいなぁとまた泣けた。


最後の曲 95groove

「本日は最後の日で
君の隣踏んだステップ」

このパートを三宅健が歌い、その隣で森田剛が楽しそうにステップを踏んでいた。

2人だけ、ふらふら〜っと4人から離れて踊っていて。
その光景があまりにも尊くて、涙は出なかった。

今でも2人の姿が忘れられない。

楽しそうにメインステージまでステップを踏みながら歩いて行く6人。

V6 らしいラストソング。
キンキの光一くんの言う通り、V6は並んで歩いている姿が一番カッコ良いのだ。
これは若いグループでは真似できない、26年間の重みと歩みが出すV6だけのカッコ良さなのだ。

最後、振り返った森田剛がどんな顔をしているのかドキドキしていた。
まだ、アイドル森田剛のラストを受け止める心の準備が出来ていなかったから。

振り返った森田剛は、キラッキラの目で客席を見渡し、マイク無しで「ばいばーい!」と大きく手を振っていた。

その姿は、まさにアイドルの森田剛だった。

私はその瞬間、やっと受け止める事が出来た。
やりきった6人の笑顔と共に終わるステージが、私を納得させた。

26年間、アイドルを続けてくれてありがとう。
好きなグループは沢山いるし、推しも数えきれないくらいいるけれど

私が恋をしたアイドルは森田剛だけ。

小学生だったあの日から、今までもこれからも。

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