見出し画像

キンさんの個展

キン・シオタニさんの個展に、
最終日になって初めて訪れた。
版画は20年ぶりという事で、
尖った作品が見られると思って。

ひとつひとつの作品には込められた想いがあり、
それらを鉛筆書きの手書きで解説したものが
貼られている。
ご本人がギャラリーへ来ていた時も割と頻繁に
あったのも承知していたのだけど、
なんとなく、コソッと行きたかった。

手書きの解説からは深い哲学的なものを感じた。
『キンシオ』というtvkの番組や、
トークライブなどではあまり見られない、
アーティスト  キン・シオタニ の姿が
垣間見られた。
自分には少し難しい、アートの世界。
ただ、その根底にあるものは、
日常のなかでの感情だったり、
誰もが感じるようなことを作品に変換している
ような気がする。

そのアートへの変換が、なかなか難しいのだけど。
言葉ではないものへ変えて表現する、というのが。

あらゆる知識や感情、新たな取り組み、
現状に満足せず試しにいく姿勢に、
凄くホッとした。変な言い方かもしれないけど。
ここのところ、元からだけど、
更に人間不信になっていたので、
理不尽さのない世界を見てホッとした。

自分も、表現者になりたい。
そういう気持ちが強くなった。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?