Never Knows Best

【チャレンジ 5/20】

フリクリ映画公開に合わせて、OVA版フリクリを見ました。
初めて見たんですが、これ、高校くらいで知っときたかったですね。

なんというか高校生男子のかっこいいと思うものが盛大に詰め込まれたみたいな作品でした。
the pillowsのMVとしても見れるのでロックにも目覚めるきっかけになるし、熱いロボットバトルもあるし、ギターでぶん殴るし……。アニメの演出も多彩でぼーっと見てても楽しい。

ストーリーについて触れるとなると主人公、ナオ太の大人と子どもの狭間での葛藤とかを扱う方が正統派なんでしょうが、今回はハル子について。
最終回の少しセリフを見てみます。

アマラオ: 馬鹿ぁ。これじゃメディカルメカニカの思うツボじゃないか。訳もなく宇宙中の星を真っ平らにしてるような連中なんだぞ?海賊王だって取り込まれて利用されてる。もうダメだ……。おしまいなんだぁ〜〜。ハル子: だから知ったこっちゃないよ。私はさぁ、アトムスクが欲しいだけなんだ。こんな星なんてどうなったって知ら〜んも〜ん。

地球が滅ぼうかという時にもこの態度である。自分の目的の為ならばひとつの星くらいどうなっても構わないという我儘ぐあい。これがハル子の真骨頂である。
いくら自分の目的のためとはいえ、大勢の人や星を見捨てるなんて豪快な真似、なかなかできません。

また、アトムスクの力がナオ太に取り込まれた時はものすごく取り乱します。いつも飄々としている彼女が取り乱すシーンはここくらいでしょう。
それだけ渇望しているアトムスク。
そのためなら他のものがどうなっても構わないという態度。
最高にかっこいいです。

目的のために手段は選ばないことも時には正しいのかもしれません。
周りを気にしすぎてしまう私の場合、それくらい自分勝手になってみてもいいのかもしれないと思いました。


#エッセイ , #フリクリ , #FLCL

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?