就活、その恥ずかしエピソード

【チャレンジ 6/20】

去年はこれくらいの時期まで就活をしてたことを、ふと思い出したので。

私の就活は10月末くらいに終わった。

他人から見ればそんなに大変じゃなかっただろうし、自分でもそう思い込むことでヘラヘラしてたけど、なかなか辛かったなぁ、と思う。

実際、エントリーしたものだけだと50社程度。そのうち、面接に進んだのが10社くらい。で、最終とかいいとこまで行けたのが3社とか。

この数字、見るからにしょぼい。3月ごろから始めていたにも関わらず、この数。逆に少なすぎてインパクトがあるくらいなら面白いのだが、微妙な数である。


振り返って見れば、私は将来のことを真面目に考えていなかった。

それは今でも変わらないのだろうが。

初めのうちはデザインやアートに関係するところを見ていた。

言っておくが、私はデザイン系や美術系の学校を出ているわけではないし、ましてや日頃絵を描く機会すらほとんどなかっただろう。

それでも、なんとなくかっこいい程度の理由で、その手の企業の説明会に足を運んだ。

エントリーシートを出したのは2社程度。アピールポイントもなければ、熱意も大してなかったのだ。ESを書く気が起きないのも当然である。

それらの企業から、その後の案内が届くことはなかった。

他にもなんとなくかっこいいな、と思う企業に申し込むものの惨敗。


それが6月くらいまで続いた。

焦ってエージェントのサービスに登録したのはこのころだったろう。

そこで、フラフラとした自分の意見を話し(できれば大きい企業がいいなー、勤務地はどこでもいいや!、業界も割となんでもいいwみたいな感じだった)、いくつかの企業を紹介してもらった。今思えば、こいつ何がしたいんだ、というふうに思われていただろう。

そこで、一応紹介してもらった企業数社に応募。一つは最終まで進むも、自分の軸もまともに決まっていなかったので、「どーしよっかなー」という態度を取っていたら、お断りされた。


そして夏休み、人並みに以上に友人と遊び、サークル活動にも精を出す。

現実逃避も甚だしい。

「お盆の時期はどうせ会社も休みだし、休むかー」くらいに考えていた気がする。

9月ごろからまた焦り始めるものの、すでに大企業のほとんどは募集を締め切っている。

まだ募集しているところに片っ端から応募。

途中、変なイベントに申し込み、そこで紹介された企業に申し込んだりもした。

パチンコ店やケータイ販売店、NHKの集金などを営む企業が見られたのはとても貴重な経験だった。血迷ってそれらに応募してみちゃったりもした。

パチンコなんてお店にすら入ったことないのに!


なんやかんやで10月の終わりころには1つの企業から内定をいただき、現在はそこで働いている。

こんなちゃらんぽらんな就活で何が辛かったのかと思う人もあるだろうが、やはり、内定をもらえない、就活が終わらないというプレッシャーはかなり大きい。

普段、自分から知り合いに連絡を取ることもあまりない私だが、焦りすぎて全然連絡を取ったこともないOBに進路を相談してしまったりした。

また、親からのプレッシャーが非常にきつかった。

「お前、もっと真剣に考えないとダメだろ」

みたいなことを平気で言ってくる。

私を心配してのことなのだろうが、私には逆効果であり、追い詰められるように就活に力をいれることになった。

まあ、それがなければ今頃は適当な考えのままふらふらしていただろうし、それはそれで良かったのかもしれない。


最後に、就活で最も恥ずかしかったエピソードについて述べたい。

といっても、斜に構えて就活に臨んでいた私は面接の場で恥を掻く場面はあまりなかったのだが。

では、何で恥を掻いたかというと、LINEである。

就活のスーツを始めて着た時に、「親に見せたら喜ぶやろなぁ」と謎の孝行心を発揮してしまい、LINEでスーツ姿の写真を送ることにしたのだ。


私はこの時の行動を一生後悔することになる。


察しのいい人なら気付いたと思うが、私は誤爆をしたのだ。


授業のグループワーク用のLINEに。


皆さんも、LINEの誤爆には気をつけてほしい。

私は過去にメールでも同じような間違いをしており、これが人生で3度目である。

とても恥ずかしい。

後輩に、「かっこいいですね」とフォローを入れられたのも輪をかけて恥ずかしい。

就活と直接は関係ないが、私の恥ずかしエピソードでした。


これに比べたら面接で自分のアピールするなんて何も恥ずかしくないな!



#エッセイ , #就活 , #NNT

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