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カップルプリから読み取れるもの

現在、インスタで#カップルプリで検索すると約35万枚の画像があり、カップルで撮ったプリクラが見れるようになっている。

一口にカップルプリと言っても、色んなプリクラが存在している。見てて思うのはプリ機がポーズ提案してくれるからか、彼氏側である男性(男子)も可愛くポーズを撮っているものが多い。あごの下で作るピースや、小顔ポーズと言われるほっぺに手を添えるポーズなど、プリ機が指示したポーズを作っている。ノリノリの人もいれば、恥ずかしそうにやっている人もいるけど。

あとはカップルならではの、くっついて撮っているものが多い。くっついてポーズを取るのは昔からあったけど、上記の可愛いポーズを作って撮るというのは、私が学生の頃(主に2000〜2006年頃)には見られなかった現象だ。プリ機のポーズ提案のおかげで、昔よりも一体感のあるプリクラが撮りやすくなっていると思う。




私が初めてカップルで撮ったプリクラをもらったのは中学生の頃だった。付き合っている人が少なかったので、彼氏と撮ったプリは貴重で是非とも手に入れたいものだった。友達が撮ったものをもらうと、プリクラは女子のイメージが強いのでそこに男子が写っているのは中々新鮮だった。

もらったプリクラを振り返って眺めていると、中学生の頃にもらったカップルプリは、彼氏と彼女の間に人一人分の隙間が空いているプリが多かった。それは同性の友達同士だとあまり出来ない類の隙間で、ぎこちなさが感じられる。

高校生になってからもらったカップルプリは、隙間はなくなり、くっついて撮っているものが多い。チュープリ(kissしながら撮影するプリクラのこと)をもらったのもこの頃である。中学の頃と比べると、カップル同士の密着度が高く、友達以上の結び付きを感じるプリクラが多かった。

プリクラから読み取れる距離感で、カップル同士の心の開き具合を端的に示すと、中学生だと【彼氏<友達】で、高校生だと【彼氏>友達】のような感じがする。

一応伝えておくと、これは誰か一人をずっと観察している訳ではなく、沢山のプリクラを観察して感じていることなので、傾向として考えたことです。




友達と撮る時もだけど、仲が深まっていないとくっついて撮るのに抵抗を感じるのかもしれない。色んなプリクラがあるけど、全く知らない人のプリクラを見ていても密着していると仲が良さそうに見える。逆に妙な隙間があると、仲良くなりたて?とか慣れてないのかなと初々しさを感じたりする。

最近のプリクラだと隙間が空いてると、落書きでわざとその隙間に【不仲説!】と描いてあったりするものもある。SNSにあげる際など、プリクラの中の距離も気になる人は気になる所だと思う。プリ機が立つ位置も指定してくれてる時代だし、ポーズもくれるから隙間が空いたプリクラをそこまで多くは見かけないが。

そんな一々深刻に考える必要もなく、単に楽しみとしてプリクラを撮ればいいと思っている。けど、プリクラを沢山見ていて感じたことを記したいので、今回はカップルプリと心の距離について書いてみました。


ELIE


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