プリクラ500円の時代が来た!
以前、『プリクラ400円は高いか、安いか』という記事を書いてから2年経った、今年2021年10月、100円値上がりした500円のプリ機が登場した。そのプリ機の名前は ”猫と彼女。” 通称 ”ネコカノ” である。
厳密に言うとプリクラの値段は設置する側のお店に権限があるので、今までもお店によっては他では400円でも、渋谷など比較的人が多い店だと、少し強気で値段が500円と設定されている場合もあった。
ただ、今回はメーカー希望価格が500円なので、場所に限らず大体のお店が500円に設定すると思われる。そして今回の値上げに伴い、元々400円の他の機種も同時に値上げしている店もあるようだ。
全身撮影が出来るプリ機が出た1998年から約23年経つ今日に至るまでプリクラの機械は時代に合わせて大きな進化を遂げつつも、ずっと400円でプレイ出来ることを保っていたので500円になっても個人的には受け入れられる。でもそれは私が昔のプリクラを知っている大人だからかもしれない。
”猫カノ”はプリクラを主にプレイするZ世代をターゲットに作られている。Z世代とは、1990年後半から2000年代に生まれ、年齢で言うと10〜21歳(2021年現在)の人を指すらしい。生まれた時からインターネットが身近にあり、Webを使った情報収集や購買活動、SNSを活用したコミュニケーションに長けている世代に向けてリリースされた機械である。
ただ値上げするだけでは客足が遠のいてしまう。今回は値上げとともにパワーアップした”ネコカノ”を実際に撮影してみて感じたプリ機の推しポイントを挙げていく。
中に入ると、撮影ミラーが可愛い。このミラーを使って最近の子にとっては、写真に写る際は特に大切な前髪を整える。画像加工で顔はなんとでもなるが、前髪だけは加工で直すのは難しいので現実世界でしっかり整える必要がある。シンプルにこの鏡は嬉しい。鏡で前髪を直しているうちに撮影が始まるよと機械が押し進めてくる。
撮影回数は7回、うち1回は動画が撮影がある。あっという間に終わり、落書きブースへ。
このプリクラの特徴の一つは動画が撮影されることだ。実際に撮影された動画は4秒程で短いものではあるが、現実の顔ではなくプリクラの顔のまま動く様子が撮影される。プリクラを撮影している所をインスタに載せるZ世代が多いというのもあり、この動画もインスタのストーリーに載せるのに丁度良いサイズ感になっている。
写りはなんだかフニフニしている。これが猫っぽさなのか、肌がマシュマロっぽい。光が強めに当たるのもあり、黒髪でもツヤが入って髪の毛がサラサラして見える。最近の傾向としては、盛ってるけど盛ってないようなより自然な写りが流行っているので、ナチュラルな感じの『あざと盛れ』が楽しめる。画質もフリュー史上No.1の高画質とだけあって携帯画像もとても綺麗。
そして ”ネコカノ” 最大の特徴はこの超透明なシールデザイン!今までは、半透明の透けてるシールはあったけど、ここまで透明なのは初だと思う。人が写っている部分は半透明。写真を撮ったり、スマホケースに入れたり、集めてコレクションしても可愛いと思う。
500円になったけどSNS発信しやすく設計された ”ネコカノ”。Z世代に浸透していくのか、見守っていこうと思います。また新しい情報がありましたらnoteで共有します。読んで頂き、ありがとうございました。
ELIE