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早川りさこさんの思い出②

 以前、「早川りさこさんの思い出」という、かなりの駄文みたいなものを書いたことがあるのですが(リンクがはれなくて申し訳ございません)、あとふたつくらいの演奏会を聴いていますので、その思い出を書きますね。

 非常に近接しています。ひとつは2004年10月11日、東京芸術劇場における日本フィルのコンサート。ハマー・ジョルト指揮で、プログラムは、シューベルトの「未完成」、モーツァルトのフルートとハープのための協奏曲、ベートーヴェンの「運命」。ようするに「超有名曲」を並べたコンサートですが、こういうのも聴きに行っていたのです。このときの協奏曲のソリストが、フルートは高木綾子さん、ハープが早川りさこさんでした。

 高木綾子さんは、前にも書きましたが、姉弟子でもあります。歳は私の方が上かもしれませんけど。この時期(2004年)は、だいぶソリストとしての活躍が多くなってきていて、このような名曲コンサートもこなしておられたのだと思います。早川りさこさんは、第1回の記事のときにも書きましたが、まず、オケのハープのエキストラとしてだいぶお世話になったことや、ヒンデミットのハープと4管楽器のための協奏曲の日本初演を聴いた話などがおもな印象に残っているわけです。ずっとのちにテレビで観た、N響でのタン・ドゥンの「女書」もすばらしかった。

 「運命」が終わったあとは、ジョルトはアンコールとしてモーツァルトの「フィガロの結婚」序曲を演奏して終演となりました。「未完成」や「運命」にかんする記憶はほとんどありません。どうもたいしたことのない演奏だったらしい。

 もうひとつの演奏会は、あるアマオケの演奏会で、時期はさっきの演奏会から非常に近く、2004年12月26日。プログラムは、モーツァルトの「フィガロの結婚」序曲、フルートとハープのための協奏曲、チャイコフスキーの「ロメオとジュリエット」、「イタリア奇想曲」でした。協奏曲のソリストが、フルートは、さかはし矢波さん、ハープが早川りさこさん、指揮は父上の早川正昭氏でした。

 ようするに、同じ曲を、違うフルーティスト、違う指揮者、違うオケで聴いた、ということだけなのです。

 さかはしさんは、これよりはるかに前、中学のころに、ラジオで共演したことがあります。さかはしさんが持っている番組で、中学の吹奏楽部でフルートを吹いていた中学生が招かれて出演したのです。いろいろおもしろエピソード、はずかしエピソードもありますが、割愛しますね(むしろ、それを書くべきか!?)。さかはしさんが、どんな演奏をするかただったか、あまり記憶がないのが残念です。早川正昭氏の指揮はいつもながらおもしろく、アンコールはチャイコフスキーの「眠りの森の美女」のワルツでした。

 ちなみに早川りさこさんは、2001年にN響に入団なさっているので、これらの演奏会のころは、すでにN響の団員であられたことになります。

 以上です。いつもながら、どういう曲なのだか、どういう演奏だったのだか、さっぱり私の文章では伝わらないのですが、そこも含めて「たまもの」なのです。クラシック音楽のブロガーとして成功なさるかたは、そういう、「聴いた音楽の感想を言葉で表現できる」という能力が高いのでしょうね。周囲にもそういう人はいるので、私などは、こういう記事を書くのは向いていないと自分でわかっているのですが、好きだから書いています。以上です!

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