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『花の林家木久蔵一門会』の思い出

2003年6月27日(金)、池袋演芸場で、林家木久蔵一門会を聴きました。いまの木久扇さんです。当時はまだ木久蔵という名前でした。笑点を観なくなって久しいので、いまどうなっているのかわかりませんが、プログラムが出て来たので当時の思い出を書こうと思います。笑点で木久蔵さんがあいさつで言っていたのです。「池袋というなら近いではないか」と思い、仲間を2人さそって行きました。寄席も行ったことがない3人でした。ただ、笑点で見慣れている木久蔵さんの落語を聴きたくてチケットを買って聴きに行ったのでした。

プログラム通りに書きます。
・開口一番 林家ひろ木
・堀の内 林家きく姫
・普段の袴 林家きくお
・青菜 林家彦いち
(仲入り)
・紙切り 林家正楽
・昭和芸能史 林家木久蔵

よく覚えているのは、まず演芸場に入ると「笑点党」とかいうたすきをかけた木久蔵さんがおり、ほんとうに木久蔵ラーメンを売っているということです。木久蔵さんの弟子はひたすら木久蔵ラーメンを売っているというのは本当であった!私は買っていませんが、仲間のひとりは買いました。箱で売っていました。

前半の4人は落語です。すべて木久蔵門下の落語家であったと思います。きく姫というのは、テレビで知っていました。週刊こどもニュースで、池上彰さんがお父さんのときのお母さん役であったと思います。(池上彰さんがフリーランスになる前の話です。)きくおというのは、現在の二代目の木久蔵さんです。真打になる前であったろうと思います。最もおもしろかったのが彦いちだと思います。これもテレビで観たことがありました。あの顔の芸。

そして、休憩のときもまた弟子たちは木久蔵ラーメンを売っていました。私が幼少のころ、木久蔵ラーメンの店が付近に出来たこともあります。長い商売ですね。ほんとうにまずいのか、よく知りません。

紙切りというのは落語ではなく、紙を切る芸です。これは幼少のころも観たことがあります。客席からリクエストをつのったとき、さくらなのか、ある人が「ウルトラマン!」と言いました。すぐにウルトラマンが切られ始まりました。三味線による音楽もウルトラマンの音楽になりました。私も手を挙げて「十字架上のイエス・キリスト!」と言いたかったです。できあがったら「切り絵・エレイソン」(主よ、憐れみを)です。まあ後知恵ですけど。

最後の木久蔵さんだけ、なぜかマイクが出て来ました。その時点でもう年齢がかなりいっておられたのかもしれません。前半の4人ははっきり落語をしゃべりました。木久蔵さんだけ落語ではなく、なんの話をしていたのか…。くじらの話か。とにかくめちゃくちゃにおもしろかったことはよく覚えています。大笑いしました。

あまりちゃんと覚えていなくてすみません。そもそも落語に詳しいわけではありませんから…。寄席に行った話もそのうちに記事にしますね。プログラムが出て来たらね。

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