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豊田・台湾高雄遠征記 〜選手の応援・国の応援〜

※サムネの写真は @MingSo98 さんより

久しぶりの投稿です。
6月は欧州各国のシーズンが終わって、インターナショナルマッチの期間に突入していますね。
極東島国の4部(相当)アマチュアリーグで応援している私には関係の無い話…というわけでもなく、たまたまHonda FCに試合が無かったこともあって、日本と台湾で代表戦をハシゴしてみました。

6/15(木) 日本vsエルサルバドル@豊田

再びカタール宣言

1年前のE-1選手権から代表戦にすっかりハマってしまった私。
カタールに行って負けて帰ってきたのは記憶新しいですが、懲りずに時間を見つけてはなるべく試合に行くようにしています。
来年1月のアジアカップにも行くことにしました。
あの時の悔しさを晴らしたいし、せめて1泊はして観光もしてみたい。
ワールドカップと比較してアジアカップではスタジアムも街もどんな雰囲気になっているか、違いを探してみるのも面白そう。

アジアカップに行くと決めたからには、早稲田の韋駄天・相馬が代表に選ばれてもらわないと困る。
今回、実際にW杯後初めてメンバーに選ばれて安心しました。
このまま継続して召集されて、来年1月のカタールで活躍する姿が見たいところ。

選手が代表になるということ

豊田スタジアム
かつてのホームで相馬が菅原由勢と森下龍矢と
サイドバックのポジションを争う…
名古屋の方々にはどう映ったでしょうか

言うまでもなく代表戦の応援は国の名前を叫ぶ高揚感が半端ないです。
しかし、代表戦が好きな理由が他にもあって、ユースや大学や日本にいた時から追いかけてきた選手が代表に選ばれるというのは、色んな人にとって特別なことなんだと代表戦に行く度に感じます。
豊田でも自分と関わりがある選手の応援に熱が入っている人を多く見ました。
バックスタンドに掲出された選手幕は当時いたクラブのそれをそのまま出していたり、代表仕様に日の丸を入れて新しく作ったのもあったり、幕一つにも追いかけてきたストーリーを感じます。
そういった想いを乗せて、代表に選ばれた選手が国の誇りを懸けて戦う…代表を応援する理由・醍醐味の一つはここにあるんじゃないかと思っています。

カタールでは、KING OF ASIAに返り咲く日本に貢献する相馬が見たい!

カタールで掲げた相馬幕(後輩作)
相馬も私もお互いカタールでは
悔しい想いをしたからリベンジしよう(?)

6/16(金) 台湾vsタイ@高雄

なぜ台湾

そもそもなぜ台湾に行ったという経緯から…
2017年の台北ユニバーシアードで小島亨介(現新潟)と鈴木準弥(現FC東京)の応援で台湾に行った時、現地の男性に声をかけられたのが全ての始まりでした。

2017年台北ユニバーシアードで優勝した時の1枚
メンバーに三笘や旗手や守田がいて
今思えば優勝も当然

日本の応援事情にやたら詳しいその人は、台湾代表を応援するULTRAS FORMOSA(FORMOSA:台湾の別称・美麗島という意味)という団体の代表をしていました。
応援の話で意気投合した我々はその後も連絡を取り合い、彼が日本に来てくれることもありました。

来てくれたのがアウェイ今治戦というのもすごい
ウルトラはどの国でも熱い

コロナ禍があってここ数年は会えなかったのですが、色々解禁されてきた今年は私の方から台湾遊びに行くよと約束していました。
もちろん台湾代表の応援が見たい私は試合の日程を聞くと、6/16に高雄でタイ代表との試合があると教えてもらいました。
Honda FCがこの週お休みだったのは本当に偶然。
奇数のリーグ戦になるって決まった時はJFLとしまねに怒っていたけど、海外遊びに行けたと思うと結果オーライ(良くない)

台湾代表の応援

というわけで豊田の試合後はそのままセントレア近くのホテルに泊まりました。翌日セントレアを出発、台北桃園国際空港に着陸してすぐ入国手続きを済ませて、新幹線で高雄へ。
スタジアム到着してすぐゴール裏に混ぜてもらいました。

高雄ナショナルスタジアム
諫早や等々力を豪華にした感じ

台湾代表の応援も日本と同じでコールリーダーがいて、そばに楽器隊を置いて、周りに煽り役がいるスタイル。
フットボールの応援スタイルに慣れていない人が多い為、コールとチャントの数も絞っていました。
味方の良いプレーには声かけと拍手。
相手がボールを持った時やファールした時はブーイング。
などなど、日本がヨーロッパや南米のゴール裏を参考にするように、台湾が日本を参考にしている感じが伝わってきました。
なので途中から日本の応援を教えてくれと急にコールリーダーを頼まれた時はビビりましたが…
このあたりは特に大事ではないので割愛。

何してんねんオブザイヤー大賞候補

試合はタイ相手に先制するという熱い展開。
途中逆転されるも後半AT突入直前に台湾の同点ゴールが決まるという劇的な試合を見させてもらいました。
(正直、大敗するんじゃないかと思っていた…)

台湾代表のこれから

印象に強く残っているのが試合後のこと。
同じ引き分けでも台湾側は勝ったかのように喜んでいる一方で、タイ側はなかなか沈んだ雰囲気になっていました。
これはW杯出場も視野に入れる存在になってきたタイが、台湾相手に苦戦していられないという両国の関係性ですかね?
一つの試合にこれだけ喜べる台湾を見て、フットボールの原点に立ち返ることができました。

選手を迎える台湾側スタンド
選手が来たら皆前に行きたいのは万国共通の感覚

偉そうなことは承知で言うと、台湾はチームも応援もこれから。
これからもっと上を目指していける楽しさを味わえると思うと羨ましくもあります。
地域リーグのチームを応援すれば、地決・JFL・J3へと昇格する楽しさが味わえても、Honda FCだとそれが叶わないみたいな…
日本が熾烈なアジア予選を戦ってきた90年代を今度は台湾が味わっていくみたいな…
いつか日本と台湾が戦うことになったら、高雄で見た試合のことを思い出す老害ムーブをかましていると思います。

試合後の片付け
応援道具を入れたダンボールを台車に乗せて移動
翌日は台北に郵送
カササギ軍団

というわけであまりまとまりの無いnoteになりましたが、異なる代表の応援を体験したという話でした。
翌日は台湾プロ野球を観戦しましたが、これについてもnoteを書くネタとして思うところが沢山…とりあえずチアが可愛かったです☺️

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