違うマダムに出会った
いつもの様に休日夕方散歩に出発。
その日はちょっと涼しかったから16時過ぎに出発した。段々秋の気配か。
散歩コースは大体決まっている、先週赤いサンドレスのマダムに出会った
米屋の前を通ったらまた会えるかな?と思ったけれど、1週間置きに米を買いに来るなんてこと、あり得ないと思ったので、別の道へ。
目の前からヘアリーなワンコがゆっくり歩いてくる。
すれ違い様にそのワンコが私の足元で立ち止まり、急に寄り添ってきた。
私が、「あ、可愛い♡」好きオーラを出したから、きっと感じたんだと思う。
ゆっくりゆっくり歩いてくる、そのワンコはとても大人しい。
「とてもゆっくり歩いてくるんですね」私は連れている女性に話しかける。
その女性、とても物腰柔らかで、楊柳素材の涼やかな淡いブルーのワンピースを着ていた私よりずっと年上のマダムだ。
「ええ、お婆ちゃんですから、ゆっくり、ゆっくりなんですよ」
優しくゆったりと話すそのマダム。
私のテンポより一呼吸も二呼吸も遅れてゆったり応えてくる。
「では、行ってきますね」と去って行ったが、何て品が良いのだろう。
私には逆立ちしてもあの気品と風格は持つことが出来ないだろうな。
若い子が羨ましい、若い頃に戻りたいとはあまり思わない様にしている。
それより、自分より年上の女性に憧れたい。その方が人生の目標になると思うし、目指しやすい。
2週連続、素敵なマダムに出会った休日の夕方時間。
また来週も素敵なマダムに会えるかな。
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