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[Q&A]マイティ3で使っているピンクスポンジなのですが、保管時に乾燥させてしまって良いのでしょうか?

お客様からタイトルのようなお問い合わせがありました。

現状はジップロックの袋に入れて保管しています。
部分洗車の動画で、ケースが出てきたので、どう保管されているのか気になりました。

お客様(広島県I様)からの問い合わせ理由の要約

ということでした。

マイティ3を入れているケースが出てくる1:10のシーンをご覧になったのだと思います。

そのシーンが出てくるYOUTUBE動画です。

では僕はどのような考えでスポンジを管理しているか解説していきます。
 

どういう洗車レベルを求める方向けの情報か

今回の記事は、僕が提唱する現実的美観維持における竹レベル以上を求める方向けの情報となります。

つまり、汚れを落とし切ることを継続出来ていて、余計な洗車キズを増やさないためのテクニックを一つずつ積み上げていきたいという方向けです。

難しいことは分からない、やりたくない、というのであれば、まずは汚れを落とし切ることだけを考えてください。(つまり梅レベル)

それに該当する方は、この記事を必ずしも読む必要はありません。
 

使い終わったスポンジを乾燥させず保管した方が良いのか?

実は、僕は「スポンジの乾燥を気にしていない」です。

マイティ3に付属するピンクの角スポンジ、黄色の丸スポンジ共にです。

もっと言えば、ご褒美マイティ3に付属する淡い黄色の丸スポンジ、一人前スポンジもです。

乾燥させても良しとするのか、乾燥させないことを良しとするのか。
これは何を目的にするか、何を回避したいのか、それによって変わってきますので解説していきます。
 

乾燥させないことを良しとする考え方と僕がそう考えなくなった理由

乾燥させないでスポンジを保管することは、スポンジに残ったマイティ3を無駄なく消費することに繋がります。

ちょっとした施工であれば、わざわざマイティ3を付け足さなくても施工出来てしまいます。

DCMカーマで買った密閉容器

そのためには乾燥が大敵となります。
なので使い終わったら密閉容器に入れて保管することになります。

そうなると付きまとうのが「カビやすい」という問題です。(特に高温多湿の夏場は)

スポンジがカビやすくなる理由

前にnoteで記事にもしましたが、僕は「スポンジを洗わない派」です。
これはスポンジを密閉容器に保管していたずいぶん昔の頃からそうしていました。

スポンジを洗わないがために余計にカビやすいのかもしれません。
だけど洗うのも面倒くさいし、その労力に見合うほどに美観維持で報われるようにも思えません。(さんざん検証しました)

スポンジがカビることで生じるデメリット1

まずはカビ独特のニオイです。

スポンジがカビたとしても施工上特段問題にはなりませんが、愛車にカビたスポンジで塗り付けるのかという気分的な問題もあります。当然、カビたスポンジを手袋越しとはいえ触らなけれなりません。
いずれにしろ精神的に「イヤな気分になる」というデメリットがあります。

スポンジがカビることで生じるデメリット2

それはマイティ3施工時に汚れてスポンジが黒くなったのか、カビて黒くなったのか、その区別が付きにくくなることです。

ですが、密閉容器に保管すればいずれスポンジからカビ独特の臭いが出るので「カビてるな」というのが分かります。

スポンジがカビることで生じるデメリット3

それはスポンジを使いながら常にクリーニングしていく工夫をしていても、カビて黒くなるとスポンジをキレイにした成果が目に見えにくくなってしまうということです。

視覚情報を重視するのが人間の性(さが)ですので、目に見える成果を感じ取れなくなるというのはモチベーションを下げることにつながりかねません。

デメリットが気になってからの現在

以上、スポンジに残ったマイティ3を有効活用するメリットを活かそうとすると、僕としてはデメリットが気になってしまうようになりました。

なので現在はスポンジを密閉容器に保管していません。

スポンジを育てなければならないという考え方からの脱却

僕は以前はスポンジを育てるということについて結構こだわりを持っていた時期があります。(洗車を仕事にした最初のころ)

そのためには使い込んで育てたスポンジを乾燥させないよう維持するのが理想です。

ですが、上手に育てられない人もいますし、育てたとしても紛失したりダメにしてしまうこともあり得ます。

左ほど柔らかいスポンジ、右ほど固いスポンジ
マイティ3に付属するのは右の2つです

そこで誰にでも取り組みやすいと思って僕が行き着いたのは、柔らかいスポンジと固いスポンジを使い分ける方法です。僕は現在4つのスポンジを使い分けています。メインで使用するのは右の2つです。

つまり使い込んで育てたスポンジのような質感を新品時から持つスポンジを用意してしまえば良いということです。

これによって、スポンジを育てなければならない、そしてスポンジを乾燥させてはいけないという概念から脱却することが出来ました。

〇〇しなければならないという「しがらみ」は一つでも少ない方が良いと考える僕としては、スポンジを育てるという考え方がぶっちゃけあまり好きにはなれません。

いちいち面倒な思いをして育てなくても良いというのは、事実かなりのストレスから解放されます。

スポンジの密閉容器について

現在使っていませんが、密閉容器についてずっと昔にホームページで記事にしたことがあります。

密閉容器が販売している所や型番まで載せてありますので、ご興味のある方は参考にしてみて下さい。
 

乾燥を良しとする考え方

冒頭でもお伝えしましたが、僕はスポンジが乾燥することを良しとしています。

カビを回避したいというのもありますが、スポンジを乾燥させずマイティ3を無駄なく使うことよりも優先すべきことがあると考えています。

それによって多少の無駄が起きることは、製造業に携わっている方に分かる言葉で言えば「パージ」、一般の方にも分かりやすく言えば「遊びを持たせる」という扱いをしています。

乾燥を良しとし、マイティ3をパージしてまで何をしようとしているのか

施工時に生じるストレスを極力排除し、穏やかな気持ちで美観維持に取り組めることが目的です。

具体的には、

  • 洗車キズを増やす余計な異物(主に砂ぼこり)の排除

  • スポンジが粉っぽくなって鬱陶しくならないようにしたい

  • スポンジを使いながら常にクリーニングしていく3つの工夫の成果を見えやすくしたい(カビさせて黒くさせない)

この3つになります。

これを支える根幹が

スポンジを使いながら常にクリーニングしていく3つの工夫

となります。

これについてはまたどこかで詳しく解説していきたいと思います。
簡単に言っちゃうと、軍手してスポンジを時々ひっくり返して使い、スポンジを使う前にパンパンはたくのと、使い終わってスポンジをしまう前に余分なマイティ3を軍手に吸わせろということです。

これは疲れると嫌になる胴長短足腰痛持ちの痛風おじさんが、洗車を嫌にならないよう、楽しいと思える範囲で楽しむために編み出した知恵です。

スポンジの施工面が乾燥している状態で使いたくないという人へ

これは簡単に解決できます。

この動画のようにスポンジにマイティ3を薄塗りしたら良いと思います。

こんな使い方する人はそうそういないでしょう。
僕は新品スポンジを使い始める時に時々やるくらいであまり活用はしていませんが。

この使い方が出来るというのは、マイティ3のキャップをトンガリキャップにしない理由の一つでもあります。

僕が使っているマイティ3を仕舞う道具箱

別に何の変哲もない、ホームセンターで購入した道具箱です。

完全密閉にはなりませんので、ちゃんとフタを閉めてもスポンジは乾燥します。

おそらく皆さんが感じている不安について

スポンジを洗いもしない、スポンジを使う時に濡らしもしない湿ってもいない、そんなやり方で洗車キズだらけにならないのか。

そう不安になる気持ちも分かります。

おそらく今回お問い合わせくださった広島県のIさんもつまるところ余計な洗車キズを増やしたくない想いがあってのことだと思います。

以前にツイッターであげた動画が僕からの答えです。

水洗いのみ済ませた洗車キズが一番露見するタイミングですので、洗車キズがマイティ3で隠されているというのは除外されます。
さらに高演色性LEDライトを照らしている動画です。
これは太陽光が照らされた時を想定した確認方法ですので、粗が非常によく見えてしまいます。

そして乾燥を良しとする考え方で管理してきたスポンジを使用して美観維持してきました。

水洗いで落とし切れていない汚れが少し見える箇所がありますがそれは置いといて、洗車キズは見えましたでしょうか?

この記事を書いている2022年9月時点で、27回の洗車回数で走行距離8500kmほどですが、いまだ同じことをしても洗車キズは露見しません。

どんなに柔らかいものであっても擦っている以上は必ずキズは入ります。
見えるか見えないかの違いしかありません。
ですが、太陽光の下で見えなければ洗車キズはないものとして扱っても良いんじゃないかと僕は思っています。

大抵の方と同じく、僕は恵まれた環境で洗車している訳ではありません。

そして僕がやっていることは超単純で効果的なことしかしません。
面倒くさいと続けられないから、効果的でない優先度の低いものは切り捨ててさえいます。

本質を掴んでいるから引き算が出来るんです。
逆に言えば、引き算出来ないのであれば、本質はおろか何も理解していません。
いたずらに労力を増やしてしまう沼にはまります。
労力を増やせば同時に擦るリスクも増えますから、洗車キズは増えます。
この物理現象に人間は従わなければなりません。
そのルールの中で得たい結果を上手に得るしかありません。
汚れを落とし切るには労力を増やさなければなりませんが、余計なキズを減らすには労力を減らさなければならないという矛盾。
この矛盾をどう両立するか。
洗車キズはゼロには出来ませんが、諦めず積み上げていけばゼロに近づけることだけは出来ます。

こうした考え方をしているから深みを追求していっても、泥沼にはまらず比較的明瞭であり、楽しいと思える範囲で楽しんでいけるんです。

これがノイローゼにならず健全に洗車を楽しむ秘訣です。

楽しいですよ。
仮に、全く同じ洗車方法、全く同じ洗車用品を使っていたとしても、全く違う結果を生み出せるんですから。

面白いですよ。
洗車にメチャクチャお金と労力を使ってきた人が、僕のクルマのコンディションを見るなり勝手に落ち込んで、何がそう足らしめるのかと自問自答し始めますから。

ようこそ、自己満足の世界へ。
 


ご覧いただきありがとうございました。サポートしてくれた方のメッセージ読ませてもらっています。洗車のプロである僕が「何を見ていて」「それをどう判断し」「行動に移すのか」、YOUTUBE動画では解説し切れない頭の中のことをアウトプットすることで皆さんの参考になればウレシイです。