見出し画像

マイティ3を塗るのに使ったスポンジは毎回洗った方が良いのか?洗わなくても良いのか?そしてその二択に囚われない第三案について

マイティ3を使った後、スポンジは洗った方が良いですか?

という質問をよく頂きます。

難しい理屈抜きに「とにかく洗いたいんだ!」という人もいると思いますので、まずは僕のやり方をご紹介します。
 

スポンジの洗い方

ワックスやコーティングを塗り込むためのスポンジをどう洗うかに焦点を当てています。
僕が扱う商品で言えば、マイティ3やご褒美マイティ3に付属するスポンジが対象となります。

素手で扱える中性洗剤であれば何でも良いと思います。
注意点としては、洗う時は絶対にスポンジに無理なチカラを掛けてはいけません。
特に使い込んだスポンジほど千切れたりしやすいからです。
あと熱湯を直接かけてはダメです。
そして洗剤を残さないために十分すすぎ、しっかり水を切り、風通しの良いところで陰干しして下さい。

色々なやり方をして試してみて思ったのは、
不必要にスポンジを痛めず、キレイになって、洗剤を残さなければ良し。
なので僕はお風呂に入る時にボディソープで洗っちゃいます。
40度前後のお湯が潤沢に使えるのがポイントです。
 

誰にでも当てはまる一律の答えはない

実は、「マイティ3を使った後、スポンジは洗った方が良いですか?」と質問された時に「洗った方が良い」とも「洗わなくても良い」とも単純に即答は出来ないんです。なぜなら、、、

  • 何を問題と捉えているのか?

  • 何が原因となると判断したのか?

  • そこから何を目的に洗うのか?

僕はこのように考えるからです。

「質問する上でそれぞれを明確にしろ」とまでは言いません。
ですがある程度でもハッキリさせていかないと、固定概念に囚われ、不安に駆られ、いたずらに労力を浪費し報われない、改善点も見い出せないとなりかねません。

そこは僕に直接電話を頂ければ、お手伝い出来るところでもあります。
携帯:080-6902-7705

何が言いたいかというと、洗った方が良いとアドバイスする時と、洗わなくても良いとアドバイスする時があるということです。
つまり人によるということです。

  • 洗わなくて良いのかなぁと漠然とした不安を抱えている

  • 黒い=汚れ=余計なキズが増えるという認識を持っている

どうしても洗いたい、洗わなくて良いのかなぁと悩んでいる場合、このどちらかもしくは両方に当てはまるのではないでしょうか。
その気持ちはよく分かります。

ちなみに僕はスポンジを「洗わない派」です。
でも汚れたままで良いとは思っていません。

なぜそのように考え、そしてどう実践するのか解説していきます。
 

齊藤〇美装としてはこう考えている

「スポンジが汚れている」をあらためて定義する

これまで沢山のお客様とお話ししてきて、必ずぶつかる壁が「スポンジが汚れている」という定義の違いです。
これは何を基準に洗う洗わないを判断するかということです。

これがズレていると話しがかみ合わなくなってしまいます。

スポンジにグリスやオイルなどをスポンジに付けてしまったというのは論外として、結論から言うと、

スポンジが黒くなっている=汚れているではなく、
スポンジに砂ぼこりなどの異物が噛んでいる状態、余計なキズを増やしかねない状態を僕は汚れていると定義しています。

もちろん、スポンジが黒くなっていたら砂ぼこりを噛んでいる可能性もあると注意はしています。それを踏まえてもこのように定義します。

これはどういう視点での考え方なのか、少しかみ砕いて解説します。
僕は洗車の目的を美観維持としています。

上記リンク先でも記事にしていますが、

  • 汚れを落とし切ること

  • 余裕があれば余計なキズを増やさないテクニックを追求すること

この2つを念頭に置いています。
そしてこの2つを追求していく上での美観維持を3段階にレベル分けしています。

もし梅レベル(汚れを落とし切り、染みを付けない)で十分、洗車キズのことは全然気にしない、かつ、いちいちスポンジを洗うことが面倒に感じるであれば、必ずしもスポンジを洗う必要はないと僕は思います。

この美観維持レベルの切り分けから、繰り返しになってしまいますが、
スポンジに砂ぼこりなどの異物が噛んでいる状態、余計なキズを増やしかねない状態を僕は汚れていると定義するようになりました。

ここで疑問に思った方もいると思います。
美観維持の梅レベルはさておき、さらに上のレベルである竹レベルや松レベルがあるにもかかわらず、そこではどうしているのか。

僕はスポンジを「洗わない派」ではありますが、汚れたままで良いとは思っていません。
つまりやり方があるということです。

次の項目ではスポンジの汚れに対し、僕が実践していることを解説します。
 

スポンジを使いながらキレイに保つ3つの工夫

僕はよほどのことがない限り、スポンジを積極的に洗いません。
ですが汚れたままで良いとは考えている訳ではなく、常に出来る限りキレイな状態で施工したいという想いは当然あります。

【YOUTUBE動画を貼る予定】

その上で次の3つのことを実践しています。

  1. 軍手をはめて、時々スポンジをひっくり返していくこと
    汚れたマイティ3がたくさん付いているスポンジ面を軍手に触れさせることで、施工しながらスポンジをクリーニングします。

  2. 施工前にパンパンとはたく(新品時除く)
    前回残っていた汚れたマイティ3が乾いて粉っぽくなっているはずなので、はたいて落とします。

  3. 施工後仕舞う前に霧吹きで水等を吹き付け、軍手で揉む
    次回に汚れたマイティ3を持ちこさないために、意識的に軍手でクリーニングします。

軍手をはめることは手を汚さないようにするためというよりは、あくまで主目的はスポンジのクリーニングです。
試しに軍手をはめずに施工した時と比較すると分かりやすいです。

そして1と2さえやっていれば、マイティ3施工中にスポンジから粉がボロボロこぼれて鬱陶しいということはまずありません。より丁寧さを求めるなら3も実践すると良いという感じです。

ちなみにスポンジを洗いたいという方であっても、このスポンジを使いながらキレイに保つ3つの工夫を取り入れれば、よりスポンジをキレイに保つことに繋がるのではないでしょうか。
 

そんな僕でもスポンジを洗いたくなる時がある

スポンジを洗うことでキレイになって気分的にスッキリするものです。
だからそれを求めて洗うというのも答えの一つだと思います。

ただし、僕はかなりの面倒くさがり屋です。

美観維持に関係がない、もしくは掛けた労力ほど報われないとなれば、潔く省きます。優先順位(後先順位)を設け、報われる努力から注力するということを意識しているからです。

ちなみに僕は洗うということに対して感じるデメリット、積極的にはスポンジを洗わない理由は次の通りです。

  • 手間
    そもそも洗う手間がかかるし、濡らしたら乾かす必要もある
    乾かした後に仕舞う必要もある(仕舞い忘れることがある)

  • 劣化要因
    スポンジを濡らすと加水分解を進めてしまう劣化要因となる(特にポリエステル系)
    洗わない方がスポンジは長持ちします(特にポリエステル系)
    逆に柔らかくしたいがために洗うという選択肢もある

  • リスク
    乾かしている間に砂ぼこりが付く可能性がある(乾かす場所による)
    仕舞い忘れて使いたいときにない、紛失するリスク

あーだこーだ洗わない理由を並べ立てる僕でも「これは洗うしかないな」と思う時があります。

  • 摺動部のグリスやオイルなどをスポンジに大量に付けてしまった時

  • 泥水の中に落として、しかも踏んずけてしまった時

  • 仕舞い忘れて雨ざらしにして砂だらけになってしまった時

多少の汚れなら軍手に吸われてキレイになってしまいますが、あまりひどいとさすがの僕でも考えものとなります。

どうしても面倒であれば新品にしてしまうのも手です。

以上がスポンジを洗う洗わないということに対しての僕なりの見解です。
 

余談ですが、スポンジをキレイに保ちさえすれば洗車キズは入らない訳ではない

ここではテーマが変わってしまうのであまり言及はしませんが、スポンジを洗ってキレイにしたところで洗車キズが入る条件が整っていれば簡単に入ります。

究極的には、見た目を黒くしているものも目には見えないレベルのキズを付ける要因ではあるとは思いますが、それを排除する労力を掛けたとしても他の要因で水の泡になります。
青空駐車環境下での洗車では追求しても徒労に終わります。
だから僕は報われない努力と切り捨てています。(だからこそ面倒くさく感じるとも言えます)

しかし、さきほど挙げたスポンジを洗わない僕のやり方(スポンジを使いながらキレイに保つ3つの工夫を参照)をはじめとしたちょっとした工夫を積み上げるだけで驚くほど洗車キズを防ぐことが可能です。

お金や道具を揃えれば良いってもんじゃないんです。
手間を掛ければ良いってもんじゃないんです。
そういうのはテクニックって言いません。
細かい解説はまた機会があれば。
 

文章や言葉にして質問するのが苦手な人は遠慮なく僕に直接コンタクトをとって下さい

この記事だけでお悩みが解消できたのなら良いのですが、別のお悩みだったりより具体的なニュアンス的なことを聞きたいということもあると思います。

そういう時は遠慮なく僕にコンタクトをとって下さい。
初心者だからとか遠慮はいりません。
電話に出れない時は折り返します。

もし文章や言葉にして質問するのが苦手だと認識しているのであれば、オススメは電話することです。

携帯:080-6902-7705

僕が上手に質問して引き出します。
ご安心ください。

ご覧いただきありがとうございました。サポートしてくれた方のメッセージ読ませてもらっています。洗車のプロである僕が「何を見ていて」「それをどう判断し」「行動に移すのか」、YOUTUBE動画では解説し切れない頭の中のことをアウトプットすることで皆さんの参考になればウレシイです。