見出し画像

「BTS」“美しさ”で虜-沼にハマって感じてみた|2‐BTS新規ARMY活動記

Shining through the city

それまで、とりたててアイドルやアニメ、声優や俳優さんのファンになったことがない。思春期~高校、大学とほとんどテレビを見ない生活をしていたこともあって、テレビに出ている方たちに特段あこがれや好意をもつことはなく、無趣味な暮らしをしてきた私が、どういう経緯で沼に落ちることになったのか。何があったのか。

この“薄情”な私に。


「視聴履歴」をさかのぼろう

想像よりは踊れていた、というだけで“竹内涼真さんのダンス動画”が気になっていた。Instagramのリール上でだ。

彼が踊っていた楽曲が「Dynamite」だとわかる。

そして、YouTubeで「Dynamite」と検索してみた。

すると、いわゆる“踊ってみた”動画があふれるように出てきた。

そのなかでも、とりわけ「#KPOPINPUBLIC」というハッシュタグで、世界のさまざな国や地域で「Dynamite」が踊られる動画に目をひかれた。

コロナ禍にあって、くすんで見えて当たり前の街でカラフルに躍動するダンス。その風景に涙がこぼれた。

この種のストーリーに弱い。

特に、「Dynamite」のダンスは「そろって見せる」のが特徴のようで、そのために彼ら彼女たちがどれほど練習を重ねたか、に思いをはせた。

仲間を集め、楽曲を用意し、振り付けの情報を集め、パートを振り分け、それぞれが練習する。ここまででもそうとう難儀なことだ。

次は集まって踊りを揃えること。それには、練習場所の確保だけでなく、ディレクションするリーダーシップの存在もいる。話し合いも重ねるだろう。

出来ない子をサポートするメンバーもいただろう。もっと出来る子は我慢もしただろう。

そういった経緯や背景のストーリーが一瞬で再現され、心は打たれる。

政治や経済や、ウィルスまでもが人々の分断をあおるけれど、このシンプルなリズムとリリックは、あっけないほど多くの人々を魅了していた。


日本国内の「Dynamite踊ってみた」

日本国内ではどうか。

次にYouTubeで見たのは「Dynamiteを踊ってみた」というシリーズだった。

それこそ、あふれるように出てきた。プロのダンサー、サークル、親子で、コスプレをして、、、。

その中で、タイプが異なる動画が気になった。

1本は、「ワンオクがDynamite(BTS)を踊ってみた!?Dynamite Rock Ver cover」だった。

ロックをやってる人気者は、踊りも踊れるのか?

バンドマンとダンスは対局にあるものと思い込んでいた。その苦手そうな(そう思っていた)彼らが踊っていたのはアイコニックなメロディーのただの一瞬。そこは誰でも踊りやすいパートなんだろうな、そう思った。

それが表すように、

■韓国メイクの男子にBTSの「Dynamite」をいきなり流したら踊るのか?

 in新大久保

今どきの若者が踊っていた。

マーケティング的には“Z世代”の20才台にはすでに浸透しているダンスのようだった(驚いた)。

世界中にムーブメントを起こしている「K-POP」の要素は、Z世代の興味をそそる親しみやすさと単純さか?

これがひとつの“検証課題”になった。


沼にハマる1日前 -きっかけはプロによる分析

「Dynamite」のダンスが、これほど広がっているのかと驚いていた。

それととともに、親しみやすさと単純さが“世界の共通アクション”につながったのか、と斜めに分析っぽい視点で眺めていたたところ、出会いがしら次にタップしてしまった動画が、、、。

思い返してみると、この動画が「沼る」きっかけだっと認めざるを得ない。

なんか悔しいけど。

■プロがBTSのダイナマイトのダンスを分析したらやばかった

アメリカでプロバレエダンサーをされているというこの方が、気になっていた疑問=「Dynamite」が親しみやすく単純なダンスだから、これほど“踊ってみた”人が多く、結果「K-POP」は世界中に広がったのか? に何かヒントを与えてくれるだろうと期待した。

しかし、このバレエダンサーヤマカイさんの視点を通じて、本家が踊る「Dynamite」を見ることになったのは痛恨の極み!(申し訳ないが)

もっとロマンティックな出会い方があったはずなのに、、、。

ただ、このヤマカイさんが指摘していたメンバーひとりひとりのダンスの特徴が、「Dynamite」を踊る「BTS」に興味をもつきっかけになったのは事実。

この時、少しだけ心がくすぐられる感覚があった、、、。


「BTS」

・「K-POP」アイドル

・「Dynamite」を歌って踊っている

・「#KPOPINPUBLIC」で世界中に「K-POP」を広げる牽引者

・「Dynamite」の親しみやすさ、単純さが“世界共通アクション”につながった

・加えて、彼らのダンススキルはプロも認めるレベル

・世界中をエンパワメントする存在

・「LOVE YOURSELF」のメッセージを送っている


この時はまだメンバーのひとりも見分けられずにいた。そこでむしろ「見分けたい」という意欲がわき、いよいよ「BTS」そのものの動画の世界へ足を踏み込んでいくことに、、、。

しかも、ヤマカイさんによる彼らのダンス分析によって「BTS」のダンススキルは平凡なものではない、という理解になっていたので、いや感謝です!

踊る「BTS」の中に、プロのバレエダンサーが曰く「彼はバレエ経験があるはず」と指摘するメンバーがいるらしい。

そんなキャリアを持ったメンバーがいるのか? 

じゃあその彼は「BTS」の中でことさら特別な存在なのか?

どんな踊りをしているのか? 

と疑問(=興味)が次々とわいていた。

その「疑問=もやもやを解消したい」となり、ここでNEXT STEPへ=「BTS」のYouTube公式チャンネルの存在を知るに至った。


「K-POP」無料コンテンツの「沼」

最初は、「え、公式でこんな動画を公開してるの?」という戸惑いを持った。

「BTS」のYouTube公式チャンネルで見つけたのが「Dynamite」の「Practice Video」。練習風景を撮影した動画だった。

この後知ることになるのだが、「BTS」のYouTube上の動画には分類すると

1)プラクティス(ダンス練習)系

2)MV(ミュージックビデオ)系

3)ステージ&番組出演系

がある。

そしてさらに後に見つけることになるのが

4)わちゃわちゃ系=バラエティ番組、自撮り、メンバーの仲良し風景

公式だけでも、である。


日本のエンターテインメント、とりわけトップアイドルは強力に映像や動画をプロテクトしている。つい最近までSNSを一切利用していなかったし、公開したとしても完璧に成型されたコンテンツのみだ。

ファンたちは、その制約によく従い(忖度し)自ら規制を課している。

一方、「K-POP」では公式アカウントでミュージックビデオだけでなく、ダンスの練習、出演した番組の出演シーン、バックステージ、撮影中や日常までも公開している!

さらに、それらを基にファンたちが思い思いに“二次制作”を行いアップロードしている!

こ、こ、これは“沼”だ。「K-POP」の“沼”だ。


この時点で、「プラクティス系」と「MV系」の動画に限ってタップすると決めた。

YouTubeの“厄介なおすすめ”を避けたいということもあったが、それよりも“沼”の脅威に気づき始めたからだ。

これまで遮断していた意識を、ここではまだ少し小さな穴を開けた程度の状態になんとか制御できていた。はたして、この「K-POP」無料コンテンツ “沼” を前に、意識を開放したらどんなことになるか、、、多少の想像はできていた。

いやいや、そんな時間と気力は私にはないはず。

そう確信を持っていたはずだった、、、その時は。


「BTS」は“カップ&ボール”

そして、本物の「BTS」が動く動画(あたりまえ!)の最初の1本は「プラクティス系」の「Dynamite' Dance Practice」になった。

プロのバレエダンサーヤマカイさんが分析していたやつだ。

■Dynamite' Dance Practice


まず、これが「BTS」ご本人なのか?という不安からのスタートだった。

そして見始めてみたものの、バレエダンサーのヤマカイさんが指摘していた「バレエの心得があるメンバー」のダンスがどれか? ということも、しばらくつかめないでいた、、、。

最初の印象は、とにかくフォーメーションの変化が多いダンスパフォーマンスをするグループなんだな、ということだった。

決まったポジションがあるという感じがない、左右前後に動きに動く、ということだけわかった。

いくつかの伏せたコップの中に一つだけボールを入れ、左右前後に入れ替えて「どのコップにボールが入ってるか?」と当ててもらうマジックのように、お目当てはいつの間にかすり替わり消え、、、別の方に目は引かれるひとつを目で追っているつもりだったのだけれど。

練習だから、ラフなジャージを着ているからか、似てる色のパンツをはいているからか。とにかく見分けがつかない。

見分けがつかないのだから、見分けられるようぐっと凝視する。その繰り返しだ。

で、気づいた、、、。

え?この人たち、美しすぎやしない?

軽やか。(バタバタ感が一切ない!)

頭の位置がそろってる。

キックが高い。

そしてなにより立ち姿、スタイルが、、、う、美しい!


美しい。これが「沼」の淵に足がかかった瞬間

こんなに美しく踊る人たちがいる。

エンターテインメントってすごいな!


しかしこれはまだ、この「BTS」に私が「沼落ち」する1日前のお話し。

この時点では、彼らの底のない魅力、愛される理由、提供される無限のコンテンツについて、まだ知らない。

彼らの「沼」の淵を前にして、オロオロしている状態。このあと、あっという間に「沼」に落ちていくことになるのだけれど。


■新規BTSファン(ARMY未満)にBTSの魅力、メンバーの推しポイント、おすすめのコンテンツを教えてください。

まだまだ知らないことだらけで、これからもっと「沼に落ちていきます」。BTSとの出会い、推しのステキなところ、コメントで教えてください!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?