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第C回:ユルふわコード理論スタート!

あなたから「Em7(b5)」と言われたら瞬時に右手で「ミ, ソ, シb, レ」の鍵盤を押さえ、左手は「ミ」の鍵盤を押さえている・・・そんな自分になりたいの。

まさにそんな皆さんにぴったりの、簡単なコードの仕組みというか音楽の仕組みを超ユルく解説する講座です。鍵盤ニストだけじゃなくてギター弾きにも必要で応用可能な知識です。
なりたい自分になる・・・ステキやん(笑)。さっそく始めましょう!

1-1:ドレミファソラシドって知ってるかい?

皆さんは「ドレミファソラシド」を知ってますか?知ってますよね?
おいおい、いくらアレでもそこからかい?という方もいるかも知れませんが、そこからです(笑)。既に知ってる人は読み飛ばしましょうね♪

「ドレミファソラシド」ってのはイタリア語だという事をまず覚えましょう。それを英語、日本語、ドイツ語ではこのように表します。

英語・・・CDEFGABC(シー,ディー,イー,エフ,ジー,エー,ビー,シー)
日本語・・・ハニホヘトイロハ
ドイツ語・・・CDEFGAHC(ツェー,デー,エー,エフ,ゲー,アー,ハー,ツェー)

いかがでしょ。コードネームは英語で表記するので、まず最初にこの英語での音名表記を完全に覚えてください。今後この講座では特に断らない限り英語での表記に統一します。

1-2:音楽は半音単位!白鍵黒鍵の差別禁止!

鍵盤には白い鍵盤と黒い鍵盤がありますよね?
もしあなたが「白い鍵盤は簡単だけど黒い鍵盤は難しい」と、ほんの少しでも思っているようだったらそれは差別というものです(大袈裟 笑)。
音名に白いも黒いもなく、みな平等です。鍵盤の色で差別してはいけません。音楽は半音単位で考えるのが正しいのです。なお、ギターの場合は白いフレットも黒いフレットもなく、最初から1フレットは半音単位です。

以上を踏まえた音名はこうなります。これで全部です。
C, C# (Db), D, D#(Eb), E, F, F#(Gb), G, G#(Ab), A, A#(Bb), B
世界中のほぼすべての音楽がたったこれだけの組み合わせで出来ています。その数たったの12個。1ダースですよ。これは必須。絶対覚えて!
#は 「シャープ(半音上がる)」、bは「フラット(半音下がる)」と読みます。鍵盤で黒くなってる部分には、#とbの二つの名前があります。
例えば、「C#(Db)」は、Cの1個上、Dの1個下という意味です。
はい、音楽は半音単位なので、今後「半音」の事を「1個」と呼ぶ事が往々にしてあるよ、という事も覚えてください。「半音2個ぶんを全音と呼ぶ」も今後必要な知識として心の隅っこに置いておくといいかもしれません。

余談ですが、ハニホヘトイロハの日本語表記の場合、#は「嬰(えい)」、bは「変(へん)」といいます。よくクラシック曲のタイトルで「変ホ長調」とかあるでしょ?あれはその曲のキーを指していて、「変ホ長調」は「Ebメジャー」という事です。完全に余談です、はい。

しつこいですが大事なので何度も言いますと、音名はたったの12個しかないです。だけどグランドピアノの鍵盤は88個もあります。これは同じ音名でもオクターブ違いというやつで、例えば今のCより上のCは「1オクターブ上のC」、さらに上のCは「2オクターブ上のC」という言い方をします。オクターブ下も同様です。

オクターブはOCTAVEと書きます。OCTってのは「8」を表します。タコはオクトパスって言うじゃないですか。足が8本だからですよ。

あれ?音名は12個あるのになんで8なわけ?って思っちゃった??
それはね、今は気にしなくていいです。
ちょっとだけ言うと、それは「音程」の話であって「音名」ではない。ってところかな。勿体ぶってるけど(笑)。
とにかく、今は音名の話です!
12個の音名を全て、名前を言われたらパッと「ここの鍵盤!」と頭の中で描けるまで完全に覚えてください!さもないと、ここから先の話について来れません。

1-3:まとめ!

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それでは今回のまとめでございます。覚えてから次に進んでね!
1:音楽は半音単位で考える!
2:音名は英語で!
3:C, C#(Db), D, D#(Eb), E, F, F#(Gb), G, G#(Ab), A, A#(Bb), B
4:オクターブもあるでよ

さて、宴も酣(たけなわ)ではございますが、今回はこれにておしまい。
また次回をお楽しみに!ちゃお♪(きも。)

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