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Suno AIで長尺曲を作曲してみた

AIで自動作詞作曲してくれる『Suno AI』を利用してみたところ、なかなか高品質なものが出来るので面白くなっちゃって、つい課金してしまいましたw
Suno AI の基礎や使い方などは他の人が書いたものがネット上に山ほどあるのでそちらにお任せするとして、今回はそこそこちゃんとした長さの曲を作ってみたので、まずはこちらの動画をどうぞ。

森に住むリスと栗のハートフルな友情物語なので、くれぐれも誤解なきようお願いしますね。歌詞は ChatGPT からヒントを得ましたがオリジナルです。
この動画は Suno AI が生成したクリップを元に編集してあります。

Continue From This Clip でクリップをつなげて長尺に

普通に Suno AI で曲を生成すると、約1分程度の長さのクリップを出力します。なので、曲のセクションを分けて複数のクリップを出力し、全て完成したらそれをつなぐ、という方法で長尺曲を作ります。

Suno AI の曲目リスト

まず最初に上図一番上のクリップを作り、その曲の「・・・」メニュー内の 「Continue From This Clip」を使って「Part 2」を作り、同じことをして「Part 3」を作ります。
それで出来た3つのクリップの最後のクリップ(この場合「Part 3」)のメニュー内「Get Whole Song」を使って一本の曲にします。
Get Whole Song でつなげたクリップには「Full Song」と表示されます。

今回の曲の場合は、聴いてみたところ曲終わりがブツ切れだったので、一度作った Full Song に対してさらに「Continue From This Clip」で歌詞の内容を[ Ending ]だけ書いて続きを生成しました。そのエンディングをまた「Get Whole Song」でつなげて最終的な曲を作りました。

なぜか書いた歌詞が反映されなかった

今回の曲は4つのクリップをつなげて構成していますが、動画を観ればそれぞれのクリップがどの部分で、そこにどのような歌詞やスタイルを設定したのかがわかると思います。
間奏のところではクリップ上に表示される歌詞と実際の曲の内容が全然違ってしまっています。でも、結果オーライですからね。バグなのか何なのか分からないけれど、思い通りにならない意外性が面白いのでいいと思います。

AIで作曲するということ

AIで作曲できるようになると作曲家が不要になる?という論調がありますが、2024年1月末の現時点では、AIが提示したものを人間の判断で選択して採用している状態なので、やはり機械は機械だなと思っています。売り物レベルにはまだまだ到達していないのではないでしょうか。
将来的に、もっと複雑なコマンドを理解してそれにAIが完璧に対応するようになると思うけれど、最終的に人間がジャッジするという部分は変わらないと思います。そう、ジャッジする人間のセンスが悪ければ「なんだこれ」という曲にしかなり得ない。

であれば、今のところは機械ならではの意外性を面白がるのが正解かな、と思います。作曲家の100%思い通りの曲を出力できる日が来たとて、音楽を作れる人と作れない人の差は埋まらないと思います。

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