記録

ワタシの夫の母ちゃん 
つまり
ワタシのお義理母ちゃんだが、

彼女は気難しいところもあるが
良いアドバイスをくれる。
少し酷なことでも言わなきゃいけないことはスパッと言い放つが、
フォローもあるし、
基本的には、気持ちの良い人だ。

とてもマメであり、
丁寧であることも彼女の特徴。

特に、
「 記録しておく 」ってことについては
かなりマメだ。

歳を重ねた彼女
( とはいえまだ60代前半だが )は、
いまでこそ毎日クッキングしなくなったが、
腕前は非常に素晴らしく、
ワタシは彼女が作ったごはんが大好きである。

レパートリーはたくさんあって、
すげえな〜と思っていたが、
これは、
家族の中で受け継がれてきたレシピ集の
賜物であるとのこと。

アメリカのテレビドラマでは
たまーに、家族のレシピについて触れられるシーンが出てくる。
その家庭ごとのレシピは、
軽々しく他の人には教えてはいけない。
価値があるものだと考える節がある。
古き良き時代の香りが漂っている。

そしてワタシのお義理母ちゃんは、
このレシピ集をことあるごとにアップデートする。

内容を変えることはないが、
何年のクリスマスにはチーズの量を増やした、
誰が担当した、
誰と一緒に作った、
などなど
メモとして書き添えて、
思い出としても記録し、
次の世代へ残してくれようとしている。


なんか、良き!

レシピだけじゃなくて
彼女は、写真のスクラップブックにも
その写真の日、どこで何をしていて撮ったものなのかを
細かく記録する。
ハンドメイドの温もりが感じられる。


昨日は家族みんなでのクリスマスクッキング。
ワタシはワタシが担当する料理のレシピを読んでいたら、
お義理母ちゃんのなんとマメなこと。
こうして家族の思い出を語り継いでいくことを教えられた。

記憶力に難ありのワタシであるが、
ささやかなことでも記録しておくからこそ思い出も増える。

そんな当たり前だけど大切なことを
お義理母ちゃんのレシピが
2021年のクリスマスに教えてくれたことを
ワタシはここに記録しておこう。