見出し画像

行きたいところに行って会いたい人に会いに行った2泊3日

 中学校の修学旅行以来、約10年ぶりに新幹線に乗った。行き先は兵庫県。ほぼ初めての1人旅、2泊3日。今回は行きたいところと会いたい人がいる。それがたまたま同じ場所にあった。だから出かけてみた。


■行きたいところに行く:市立伊丹ミュージアム

 ここで開催される特別展にどうしても行きたくて。子供のころに1度は触れた人も多いであろう「がまくんとかえるくん」の作者、アーノルド・ローベルの展覧会。

 国語の教科書にも未だ掲載されている「お手紙」で有名ながまくんとかえるくんシリーズ。ちなみに我が家にはシリーズ4冊全てあります。母親にたくさん読み聞かせてもらった。がまくんとかえるくんシリーズよりも前の作品の原画などをみることもできて、作品のタッチがそんなに変わっていないことに驚いた。動物の描き方がまさにそれ。

 がまくんとかえるくんのシリーズはたくさんあるようにみえて実は4冊しか刊行されてないんだって。それでなぜ、ローベルはシリーズを作ることをやめてしまったのか、その理由も明かされていた。

 この文章を読んだときにどうしてか胸がギュッとなってしまって少しだけ泣きそうになってしまった(涙腺弱い)。それが彼らにとっての幸せなんだなぁ。

 そして、展示の最後にとあるアニメーションを観ることができたのだけどそれがとてもよかった。これは会場でしか観ることのできないものなのでぜひ会場にて確かめてほしい。長崎、いわきと巡回予定です。あたたかい気持ちになって会場をあとにすることができた。

■会いたい人に会いに行く:中学生の時にお世話になった先生

 翌日は明石に行った。この旅のもう1つの目的、中学生の時にお世話になった先生に会いに行く。中2の時に赴任してきて、担任兼部活の顧問というまあまあ面白い関係になってしまい(失礼)、いろいろお世話になった先生。自分が中学校の先生になりたいと思ったきっかけの1人。自分たちの中学卒業を機に関西に戻ってしまい、大学生になったころ「関西来てやー」と誘われながら自分も「関西遊びに行きますねー」なんて言ってたのに一度も行かず(サークルとか教職の授業とかで休みが全部潰れた)、ここにきてようやく実現。

 実に10年ぶりの再会だったけれど、「相変わらず」の言葉の意味を改めて考えたというか、この時のためにあったような言葉かと思うくらい何も変わってなかった。文字で書くとあっさりしちゃって伝わりづらいけど、本当に何にも変わってなかった。それがすごく嬉しかった。自分で言うのも変だけど、子供の頃に関わった大人と今でも関係性が続いてるってとても大切なことなのかもしれない。

■こんなところにも行ったよ

①トト路地

 ガイドブックで見てからずっと行きたかった、ハンドメイドショップ。

小さいビルの中にひっそりと

②BE KOBEのモニュメント

 神戸といったら、な定番ですね。晴れてよかった。ただモニュメントと一緒に撮る勇気はなかった。

③異人館街

 どうしてもここのスターバックスに行きたかった(ただのミーハー)。全部の建物に入ることはできなかったけれど、雰囲気を感じられただけでも満足。ただ、めっちゃ坂道。当日は小雨が降っていて軽く蒸していたので歩くにはちょっと大変だったけど建物を見る価値は十分にあり。

風見鶏の館

④アトア

 建物自体はコンパクトだったけど、中はいわゆる「映え」空間が広がっていて、写真を勉強してからまた行きたいなぁなんて思ったり。

異空間かと思うほどの綺麗さ

楽しかった3日間だったけど、久しぶりに経験するといろいろ考えなきゃいけないことがあるんだなぁと感じたので備忘録

■備忘録みたいなやつ:もはや反省点

①ボストンバッグかキャリーケースか

 前日の夜に荷物を詰め込もうとするからよくない。詰め込んだものを持ってみたら思ったよりもパンパンになってしまい、なぜか腕が軽い筋肉痛になりました(は?)。キャリーケースなら階段とかでヒョイっと持ち上げるだけであとは転がせばいいし、お土産とか別に持たなくても中に入れることができた。まあここまで来るとたらればの話だけど、持っていく荷物もちょっと減らしてみるとかまだまだ考えられることはあるからこれは次の機会に考えてみようと思う。

②カメラのバッテリーを家に忘れる

 前日の夜に充電したじゃん〜!!!行きの在来線で気がつくというオチ。だからバッテリーのないカメラをただ持っていくということになってしまった。気がついたときにすぐ入れておくべき🫠帰宅したら案の定、巾着に入った充電済みのバッテリーが見つかりました。\チャンチャン/

プー「やぁ、バッテリーを家に忘れたんだって?」
(あくびをしながら)

③Google Mapですら地図が読めない

 自分でもびっくりするくらい画面上の地図が読めない。だいたい目的地と反対方向に進んでいる。一度通った道は覚えることができるから帰りはなんとかなるけどとにかく行くのに時間がかかる。てかそんな画面ばっか見るんだったら人に聞いたほうが早い?

④余白を作りたい

 10分前行動が信条な私。どこかに出かけるときには目的地に着きたい時間から逆算して予定を立てることが多い。電車の遅延とか迷子(前述参照)になることを踏まえて行き先が多ければ多いほどそれぞれの場所での滞在時間を考えて「だいたいこの時間にこうしよう」と予定を作っていく。

例えば1日目の予定はこんな感じ。この日は夜に大阪に行く予定をぶち込んでしまったのでなおさらという部分もあるけれど、、、なんか詰め込みすぎ?時間の使い方が下手といえばそこまでなんだけど、もっと気楽さとか、かっちりかっちり動くんじゃなくて、その時その時で起こることを受け入れられるような余白を持ちたいと思った。

■最後に

 どこかに行きたいなぁという気持ちはずっとあったけど、色々理由をつけて後回しにしちゃっていて。そこにコロナ禍がやってきてなおさら行きづらくなって。まだまだ制限の続く世の中ではあるけれど、行けると思ったときに行っておかないと後々後悔するんだろうなぁと思った。正直行きたいところはたくさんある。国内でも海外でも。蓋をしていた気持ちをなんとかこじ開けたい。次はどこに行こうかな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?