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ウミネコ飛び立つ


昨夜、話題のドラマがまた
最終回を迎えた。


『ライオンの隠れ家』は、
様々な形で人と人との関わりと
生き方について考えさせられ、
人の優しさに泣き、
人の幸せを祈る事の尊さが
心に染み渡る良質なドラマだった。


このドラマの素晴らしさを
多くの方々が語っておられるが、
一様に讃えられているのは
演者さんたちの演技力の高さ。


自閉症スペクトラム症の
『みっくん』を演じた
坂東龍汰さんを筆頭に、
柳楽優弥さん、佐藤大空さん、
尾野真知子さん、でんでんさん、
向井理さん、桜井ユキさん、
岡山天音さん、岡崎体育さん、
齋藤飛鳥さん・・・


あー!すべての人物が愛しい♥️


悲しい事や、恐ろしい事、
腹立たしい出来事も多くあって
ハラハラしながらも、
小森兄弟と幼いライオン君の
暖かい繋がりに心が救われる。


しかし、子役さんって本当に
凄いよね!!
自分があの歳の頃にあの演技
絶対出来ないと確信してる。
演劇部だった頃でも無理!

佐藤大空くん、ルックスの可愛さ
も当然ながら、自然で素直な名演は、
多くの人々(特におばちゃん)を
泣かせたと思われる。

最高のお仕事をなさいました!


最後に三人が描いた壁画の
『ウミネコ』は、
それぞれの個性が表されていて
とても素敵だった。

ウミネコは、
与えられた見えない枠を飛び出し
知らない世界へ羽ばたいていた。


それは、明るい未来を目指して
雄々しく歩き出す三人の
輝く未来を示唆するようで、
優しい涙を禁じ得なかった。


流石に素晴らしいみっくんのウミネコ


みっくんに酷評された兄のウミネコ


愛らしくもまだ飛べないライオンのウミネコ


ラストシーンでは、
ライオン君が背負うランドセルの
大きさにふと、
自分の娘が初登校した朝の
後ろ姿に家族で泣いたのを
思い出した。

早生まれなので、人一倍小さい
背中に赤いランドセルが巨大で
重そうで、学校は凄く遠くて
可哀想だった。

同じ思いでライオン君を見た
母親も多かったのではないか?


見事なラストシーンをまた
朝から観て今泣いている。


良いドラマだった。


ただ、演技の巧みさが災いして
好感度ダダ下がりの向井理さんが
悪役を演じるのが嫌になったり
してなければいいけど、と
要らぬ心配をしている。

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