当たり前は思ったよりも当たり前じゃない

先日の飲み会で泥酔しながら帰ってきて、最後の力を振り絞って洗顔と歯磨きをした。

いつも通り、彼と電話していたら、彼から就活の相談をされた。

酔っ払いにするような相談じゃないけど、あれやらこれやらアドバイスしていたら、彼にはブッ刺さったらしい。悪い意味で。

チクチクとかじゃなくて太いやりでグサグサされたレベルだったらしい。

酔っ払ってると特に、相手の気持ちを考えながらとか、寄り添いながらとか、共感しながらとか複雑なことはできない。

私はこう思う!!あなたの意見は!ってなってしまうから今回も、弱ってる彼にど正論で返してしまった。

その日の夜、寝落ちしてしまった私はその後に3件くらい電話が来ていたのにも気づかず、明らかに意気消沈している彼のメッセージにも気づかずすやすや寝てた。

次の日から、何となく彼がよそよそしかった。
いつも通り朝電話して、メッセージを送ってた
でもなんか違う。

言葉に言い表せないけど、どこか遠い。

好きって伝えても真っ直ぐ返ってきてないような、そんな気がした。

少しずつ不安になる。

その次の日も何となく遠くて、違和感。

違和感の正体がわからなくて、元気が出なくて、彼からのいつも通りでいるようでいて離れてるようなメッセージを見るのが嫌で、こんなに考えるならと一度距離を取りたくなった。

冷められたのかもしれない、自分も冷めているのかもしれない。

一旦距離を取ってみよう。そんな感じでブロックした。

ブロックしてすぐ、彼がバイトに行く時間になった。
いつもならバイトに行ってくるよーと連絡が来る。
今日も来るかな。
バイト行く前にモヤモヤしたくないよなぁと思って、1時間前にブロックしたものを解除した。

いつもより数分遅れて、バイト行ってくるよーの連絡が来て、ちょっと嬉しくなった。
あぁやっぱりこういう些細なこと。自分の日常をメッセージで共有し合えるのって彼しかいないんだなぁって思った。
妹でも友達でも、こんな些細なこといちいち連絡しない。来ても困る。

でも彼から来たら嬉しいし、自分も報告したくなるし、ほんとにこういうちょっとしたことで求め合ってるんだなと思う。

彼のバイトが終わって、なぜか最近はバイト先から駅までの間にも電話をかけてきてくれて、お疲れ様を言った。

その後もお家に着いて、電話をした。
そしたらここ3日間思ってたこと感じてたことを全部話してくれた。
そして、やっぱり私のことが好きなんだと。
バイトでお皿洗いしながら、私のことを考えててやっぱり寂しいなぁと思ったらしい。可愛い。




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