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名前のない色

私たち一人一人は名前のない色だ

「赤色」
「青色」
「黄色」

一言でいってもその赤の中にもいろんな赤があるように
ただのまとまりでしかないのだ

まとまりはまとまりであって概要として掴むだけで
それ自体を掴むことはできない

その表れのひとつを枠として掴む他ない

その名の前を

名前のない色としてのわたしを

「怜美」として括る

決められた色でなくていい

自分の思う色でいい

名前のない色で生きている


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