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映画のミカタ

映画の担う役割たち。

非日常を与える。
知らない世界を教える。
歴史を伝える。
感情を刺激する。
内省させる。

これらひとつひとつを取り上げて、個人的その代表選手の作品を紹介するnote書きたいなって思っていたのだけどどうしよう。
上記のうちひとつが圧倒的すぎて、まずはそこに触れたお話。

2021年に、初めてしっかりと自己分析なるものをする機会があって(自分年表を作成し、他者からの指摘とともに自分史を客観的に振り返るタイプのもの)、その時にどこか得た既視感。私の映画の好きな見方。

自宅のプロジェクターで映画をみる時、どこか琴線に触れた感触があると一時停止。
"今のシーンのどこが自分に引っかかったんだろう?"と考えて、その答えが出るまで熟考するうちにプロジェクターの電源が落ちて部屋真っ暗、なんて日常茶飯事。しょっちゅう止めるから1日で見終わらず翌日に持ち越し、なんて日常茶飯事。

他人のツッコミをもらいながら進める自己分析は、自分だけじゃ一生思い出さなかったかもしれない記憶を引っ張り出せて大袈裟に言えば震える。
映画も内省という点においては、他人(監督)から自分史の各ポイントの出来事や思考と共通したモノを提示されて、その記憶は引っ張り出そうとすれば引っ張り出せる。

映画って色んな立場の人が出てきて、色んな考え方をする人が出てきて、自分との共通点や相違点がたっくさん見つけられる。
それも本と違って映像であることで目線はその人。擬似他人体験!
人生一回なんて勿体無いのだから何回でも他人の人生体験できるなんて素晴らしくないか映画、、

映画で自己分析できるんだよ!おすすめだよ!って言いたかったんだけど擬似他人体験の素晴らしさにちょっと持ってかれた。

記憶は思い出すことよりも、その記憶が思い出すほど心にひっかかる理由を考えることの方に意味がある、と私は思う。
思い出したこと、考えたこと、ぜひメモって失わないでほしいみんな。そしてあわよくば共有してほしい、。

悲しみに、こんにちは

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