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次期首相の呼び声の上川陽子さん

 麻生太郎氏が上川陽子外務大臣について、「おばさん」とか「美しい方とは言わん」とか発言して問題になっているけれど、これで上川さんが優秀な人だって世間にアピールできたわけで、実は、これは麻生さんの手柄じゃないかという気がする。話の内容は、上川さんを絶賛しているし。ちなみに上のツーショットは埼玉新聞からの転載。
 上川陽子さんは私の中学高校の2学年先輩で、一部で次期首相の呼び声が、かなり高い。個人的に存じ上げてはいないし、私は政治には不案内だけれど、どうしたって「母校から日本初の女性首相を出したい」と思う。
 女性が政治の世界に出ていくには、まずは「花を添える」的な立場からスタートする人が多い。でも上川さんは、そういうタイプじゃないからこそ、本当に実力者なんだろうと想像がつく。法務大臣を務めていたときには、オウム関係の死刑執行を断行して、玄人評価が高かった。法務大臣になったからには、それが責任なのだけれど、手をつけたがらずに後送りにする人は少なくない。特に彼女はカトリック信者のようだし、死刑廃止の声が高い中、悩むところはあっただろうとは思う。
 それに、今までの日本の首相で、上川さんみたいにハーバード大を出た人なんかいただろうか。私は学歴主義ではないけれど、ハーバードを出てるってことは、世界中に優秀な同窓生がわんさかいるわけで、外務大臣や首相にとって、その人間関係が、どれほど役に立つことか。日本の首相が超優秀な女性で、英語も堪能だってわかったら、一般のアメリカ人の目も変わるだろうし。
 イギリスの首相だったチャーチルは、アメリカでの人気が高かった。それは彼の夫人がアメリカ人だったことも大きかった。イギリスがアメリカを第二次世界大戦に引きずり込めたのも、その辺の感情が影響していたのは否めない。アメリカ人に限らず、ちょっとでも自国に関わる外国人を贔屓(ひいき)にするのは当然だし。上川さんのハーバードもしかり。
 でも「花を添える」人じゃないと、注目されにくい。そこのところを麻生さんが打開したとしたら、すごい。いつもの放言癖を装って「おばさん」などと発言し、批判覚悟でニュースになるのを狙ったのかもしれない。上川さんを「かみむら」って2度も間違えたのも、わざとだったり? それはないかな。
 とにかく上川さんには日本初の女性首相になっていただきたい。

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