娘に呪いをかけてしまったかもしれない
我が家では毎週、図書館で絵本とか何冊か借りて寝る前に読み聞かせをしている。
先日借りたのが「ええところ」(作: くすのき しげのり、絵: ふるしょう ようこ)という作品。
ふるしょうようこさんの作品はカラフルで女の子が好きそう。
かくいう僕もジャケ買いならぬ、表紙借り状態でパッと手にしてそのまま貸出カウンターに。
心象風景とかが鮮やかに描かれて大人も子どもも楽しめました!
さて、読み聞かせた数日後に娘ちゃんがおずおずと尋ねてきました。
「わたしの、ええところって何?」
こういうのは考える時間を作ったらだめだ、脊髄反射でどんどん出すぞ
「元気なところ。よく笑うところ。あとは、一生懸命なところ」
ちょっと照れくさそうだけどじっと聞く娘ちゃん。
「そうだなぁ、あとは、すぐに色んな子と友だちになれるところ」
👧「それは私も思う!」
「でしょでしょ。あとは自分の意見をしっかり言えるところも素敵だと思うよ。これは嫌とかちゃんと言えるのはいいね」
「わからないことはわからないってちゃんと聞けるのも大事だね。わからないことを聞くのめんどくさがっちゃう人はいっぱいいるんだよ。なんでも聞いて知ろうとするのは父ちゃんすごくいいと思ってるよ」
👧「ほかにはー??」
「うーん、そうだなぁ、、、、あ、あとこれは本当に父ちゃんすごいなって思ってるんだけどね」
👧「うん、、、、」
「時間になったらゲームとかテレビをちゃんとやめられること。何時になったらおしまいねっていったら時間になるとちゃんとやめられるね。自分でもうやめてお風呂いかないとって切りの良いところでお風呂にちゃんと自分でいけるよね。お約束を守って行動してるの、これは本当にすごいと思うよ。できない子は本当にできないから」
👧「パパはできたと?」
「できなかった(笑)。だから、決められた時間でスパッとやめて行動できるのはすごいよ」
なんか満足げな娘ちゃん。
そんな話をした数日後にふと思った。
「私は約束をちゃんと守る子」
こう潜在意識に植え付けってしまったのではないか。
大きくなったら約束を守れないことって絶対に出てくるわけで、そのときに自分の潜在意識に植え付けられた「ええところ」に苛まれないか。
これはある種の「呪い」ではないか
ちょっと不安になる。
今も「おしまいにしよー」って言うとちゃんと止めてくれる良い子なだけに。
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