母じゃない時間を持つと、結果、母をもっと頑張れる。
子供は可愛い。それはもちろん当たり前。当たり前なんだけど、それだけじゃないのも事実として私にはあった。
こんなこと、子を授かれた人間の幸せな悩みだと、確かにそうかもしれない。いや、そうだと思う。
でも、息子が3ヶ月くらいまでは特に大変だった。夜になっても寝ない日があったり、夜中に泣き出して1時間以上止まらなかったり、明け方3時になぜか目覚めて元気になられちゃったり、おかげで毎日細切れ睡眠だった。(これは8ヶ月の今も継続中。笑)
そんな毎日の中で、「5分でいいから1人になりたい」という思いが心のどこかで出始めるようになった。そんなことを思う自分がとても冷たく思えて嫌で、自己嫌悪に陥った。
ちゃんとした睡眠が取れない→いやいや子供は泣くのが仕事だから仕方ない→でもたまには1人になりたい→そんなこと思うなんて冷たい母親だな、こんな考えが頭の中でぐるぐるして、息子が3ヶ月くらいの頃は特に、心が疲れていたように思う。
そして、私はひたすら検索した。
「子育て イライラ」「母親 1人になりたいと思うのは冷たい」「朝まで寝る方法」「3ヶ月 泣く理由」「寝てたのに置くと泣いてしまう」
そのとき私が一番救われたこと。それは、イライラしてしまうと悩むママが想像以上に沢山いたこと、そして「まだ喋れない小さな赤ちゃんを育てるのって大変ですよね」という寄り添いの言葉が沢山ネット上に出てきたことだった。これだけでも何だか十分にラクになった気がした。
と同時に、いっそのこと割り切って、堂々と1人時間を持つようにした。そこで始めたのが朝のウォーキングだった。
食べつわりで増えた13kgの体重も徐々に落ちてはいたものの、7kgくらいは残っていたし、体力もだいぶ落ちていることが気になっていたので、明け方の授乳と共に目覚め、旦那にも協力してもらい、1時間の早朝ウォーキングを習慣にした。
この1人時間中は、普段ゆっくり聴けない音楽を聴きながら色んなことを考えた。
息子のこと、家族のこと、仕事のこと、体調のこと、過去のこと、お金のこと、あとは妄想なんかもしたりした。笑
そのおかげで日々息抜きができ、心に少し余裕が生まれ、旦那や息子の前で明るく元気になれたように思う。そして何より、そんな時間を持たせてくれた旦那への感謝が強まった。
母じゃない時間を持ったことで、結果、母をもっと頑張ろうと前向きになれた。
母なのに、、、。と罪悪感を持ったり、イライラする自分の気持ちを押し殺したりしている人がもしいるならば、たまには「疲れたー!」と自分の心の声に耳を傾け、旦那という一番のパートナーの力を借りたりもして、少しの時間母をお休みしてみて欲しい。
あー、家族に会いたい!あー、スッキリした!と思えたら、その後の母業はまた一層頑張れると思います。