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「結婚式は恥ずかしいからいいかな」という人へ。

心を豊かにしてくれる時間を世の中へ

私はIT×ブライダルの企業で約8年働いている。インターネットを使って、簡単に結婚式場が探せる口コミサイトの運営企業だ。

私がこういった分野で、IT×ブライダルという分野で働こうと思ったのは、大学時代にしていた結婚式場でのアルバイトがきっかけだった。結婚式というものには幸せな温かい空気が流れ、心を豊かにする力があると思った。そして、どこを切り取っても素晴らしいけれど、中でも、「家族の繋がり」を感じるようなシーンに、私はいつも胸を打たれ、目頭が熱くなっていた。

「育ててくれてありがとう」「生まれてきてくれてありがとう」「反抗期は迷惑ばかりで本当にごめんなさい」「叱ってばかりだった息子がこんなに立派になっていたのかと今日はとても良い日となりました」

こんなこと、なかなか日頃からは言えない。頭ではもちろんいつも思っていても、何かのきっかけでもない限り、面と向かって言うのは照れくさい。いつも一緒にいることが、いられることが、当たり前になってしまう。何でも言える家族だからこそ、伝えるタイミングを選んでしまう。

でも、それがなぜだか、結婚式という空間/時間では、素直に言えてしまったりする。大人になってからお互いに抱き締め合うなんてことなかったのに、それができてしまったりする。本当に不思議で、優しい魔法みたいな、そんな時間が流れる。それが結婚式の一番の素晴らしさだと私は思っている。この素晴らしさをもっと広めたい。この文化をずっと守りたい。

これが私がこのIT×ブライダルという分野を選んだ理由だった。インターネットの力を使って、結婚式の素晴らしさを広め、人の心を豊かにしていける社会人になりたかった。

結婚式は何のために

「結婚式は恥ずかしい」という気持ちもとても分かる。人前に出なければいけないし、照れ臭いところもあると思う。でも恥ずかしさを上回る、もっと素敵なものが結婚式には詰まっている。

これまで生きて来れたことがどれほど恵まれていたのかと感謝をする。これから新しい家族と生きていくことへの決意を固める。

そのために、結婚式はあるのではないかと。恥ずかしさを乗り越えて、結婚式という空間/時間を作ってみて欲しい。

そして、結婚式を挙げない理由は恥ずかしさだけではないと思う。経済的な理由であったり、タイミングであったり、必要性が分からないであったり、挙げたいけどこのご時世で挙げられないであったり、人によってさまざまあると思う。

色んな理由はあると思うが、一人でも多くの人が素晴らしい結婚式に触れて心を豊かにする、そんな世の中を作りたいと思っているし、1日でも早くそんな世の中に戻ってほしいと思っている。

このnoteを見てくださった方の中に、家族へありがとうって言えてないな、結婚式の力を借りてみようかなと思った人が1人でもいたら、私はとても幸せだ。