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No.1

フィルムカメラとの出会いは、大学2年生の頃。
ちょうど、写るんがブームになっていたときに購入したのが始まりかな。

2台ほど購入し写真を撮っては遊んでいたが、
その頃は学生でお金も無かったしっていう言い訳で現像せず。

しかし、1年後ふと思ったんですよ。
現像してみようって。
そしたら、写真に写る当時に戻ったかのように鮮明に記憶が呼び戻されるんですよ。

今の時代、撮った写真はすぐに見れてインスタへ投稿。
それが当たり前ですよね。
写真を何枚も撮った内の1枚、良いのがあれば満足。
思い出を残すためと言うよりも、記録として取っておくことがほとんど。
何か特別な感情なんてありゃしない。

それに比べてフィルムカメラは、1枚1枚にお金がかかっている。
1枚の価値が何十倍にも膨れ上がる。
何気ない1枚が、自分の記憶を鮮明に蘇らせてくれる。

写真を撮るまでの会話や、感情。

シャッターを切るまでに掛ける時間。

現像までのワクワクの時間。

何もかもがデジタルと化し 便利になる一方で、
価値が下がるこの世の中に、
繊細さを教えてくれるこのカメラがとても貴重な存在。

#フィルムカメラのある生活

なんてたやすい言葉で満足しないで欲しい。

「エモーい!」

こんな言葉で全てを片付けないで欲しい。

私は、インスタ映えやエモさを残す為に使っているわけではない。
写真を見返した時、当時の感情や会話を鮮明に思い出として残す為に写真を撮っている。

だからどんなにお金がかかっても、
コスパが非常に悪くても、
私はこのカメラを使い続けると思います。

(ps.チェキと一緒にしないで欲しい。)

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