東京ビッグサイト
規制する側と規制される側で…
其々の思いがあり、受け止め方は異なります。
自助・共助・公助の観点から
緊急事態宣言再発出下に於ける
“東京ビッグサイト”の使用中止に関する私見をまとめてみました。
こちらのYouTube対談を拝見しての考察です。
誤解の無いよう2度拝見しました。
ホストの田中さんとゲストの久野さんでは、急な東京ビッグサイトの使用中止による主催者並びに関係者を救済したい!と言う思いは同じですが、スタンスの違いを感じました。
私ももちろん同じ思いです。
田中さんがニュートラルな考えであるのに対して、補償を求める署名活動の発起人である久野さんは被害者意識一辺倒な考え方と発言をされています。この姿勢に私は共感出来ません!
彼女は前回の緊急事態宣言でも苦い思いをしたようですが、今回も同じ轍を踏んだとすれば(同じ苦悩を味わったが適切かな)、リスク管理・回避の学習と準備を怠っていたのではないか?
私にはその思いが隠せません!
確かに彼女の言うように発出迄の準備期間や早い時期での告知が徹底していれば軽減される部分があった事は事実でしょうが、全ての事案に対して詳細を事前告知しろ!と言うのは困難な問題だと考えます。
政府、東京都は全般的な規制の流れは事前に告知しています。イベントに関しても、主催者の自主規制を促していますし、彼女はそれを認識していたはずです?
感染予防を徹底してイベントを行えば問題は無い、規制対象にならないと言う思いが招いた、突然・直前の使用中止命令と言う表現になったのだと思います。
彼女は人災とまで言い切っているのですが、今一度「自助・共助・公助」について考えて頂きたい!
署名活動の趣旨説明、署名ページ
chng.it/TgFBYMyrhP
公助とは、彼女が発起人となって東京都に求めている補償です。
(なぜ東京都だけに補償を求めるのか?政府が発出した緊急事態宣言に伴う規制であり東京都、東京ビッグサイトに全ての責任と補償を求めるのは如何なものか?)
共助とは補償を求める署名活動に協力、または公助で賄い切れない損失を寄付等で我々が補填する事です。(私見)
私の考える自助は以外の通りです。
①主催者及びイベント参加者は、リスク管理・回避を行っていたか?契約内容はコロナ禍のリスクを考慮した内容である事を確認したか?
通常時ではない開催である事は承知していたはず?
②リスク回避の為の施策は実施していたのか?
イベント・興業中止保険はコロナ禍のリスク回避策である
③緊急事態宣言の延長が示唆された際に、具体的な問い合わせを行っていたのか?
自身の都合の良い、感染予防の実施で開催出来るとたかを括っていなかったか?
感染予防に絶対は無い!?
※1. 述べた①〜③の自助努力は他業種でもコロナ禍で既に行われている。
※2. B to B、B to Cの話題にも触れていたが、
B to Bのイベントであれば、尚更考慮されて然るべきである!
付け加えて、久野さんが上げている損失額の算出基準が明確に示されていない!
対談の中では、キャンセル料を15億円、補償額を2,300万円とざっくり述べているが、今回イベント開催を中止した3イベント個々に正確に把握・説明すべきである!
また、署名活動の依頼文章に於いて、イベントのもつ経済波及効果に言及しているが、補償を求めるなら実損を提示すべきである!
久野さんが終始発言していた被害、被害者、被害額と言う表現は間違っていないか?
被害者に相対する言葉は加害者であり、東京都も東京ビッグサイトも故意にイベント主催者や関係者に損失をもたらそうとしたものではないはずである?
久野さんの気持ちはわからないではないが、あまりにも自身の感情に偏った言動ではなかったかと憂慮している。
イベント関係者の皆さんの力には成りたいと思いますますが、本件の署名活動に対する説明内容で署名する事は、私には出来ません。
私自身も音楽イベントの主催者をしていた時期があり、東日本大震災の折には翌日に開催予定であったイベントの中止を余儀なくされた。
損失の大小に拘らず悲しい思いをしたが、私の場合は、仕切り直しでイベントを行い収益と募った寄付金を日本赤十字社に持ち込んだのを思い出しました。