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2,000万円問題...もはや、これからは「老後4,000万円」を考える時代に?【ニュースを発見】

普段テレビは見ない私ですが、仕事の出先で流れたニュースが印象的だったので少し調べてみました。

そもそも「2000万円問題」ってなんだっけ

「2000万円問題」が騒がれました。5年前なのでコロナ禍に入る少し前ですね。
当時も世間に大きなインパクトを与え、私もひとごとでは済まないなと思った覚えがあるので、簡単に振り返ります。

2019年、金融庁の金融審議会市場ワーキング・グループの報告書「高齢社会における資産形成・管理」が公表された1。報告書の中に記載された「収入と支出の差である不足額約5万円が毎月発生する場合には、20 年で約 1300 万円、30 年で約 2000 万円の取崩しが必要になる」との試算から、老後生活には2000万円が必要だと大きな話題となった。

老後準備を再考する~老後資金は本当に2000万円必要か(ニッセイ基礎研究所,23年8月の記事)

当時の金融庁の試算で、老後30年生活していくに必要なのが2,000万円ということでした。
あくまで"目安"とは言われつつ、「え、今から生活を維持しつつ2,000万円準備できるの?」という空気になっていたような気がします。

いやいや老後には2,000万円ではなく、4,000万円必要?なぜ?

2,000万円という数字も個人的には大きなインパクトでしたが、
さらに倍の「4,000万円問題」がニュースとして取り上げられていたのはなぜでしょうか。
冒頭で取り上げたニュースの中身を見てみます。

ファイナンシャルプランナー
山崎俊輔氏
「(Q.老後2000万円問題に変化は?)近年は円安とそれに伴っての物価の上昇というのが見られているが、仮に老後に目標2000万円あったとして、3.5%物価が上がる場合、(老後資金)2000万円も3.5%増やそうと考えたら、10年後は2800万円考えなくてはいけない。20年後には大体4000万円ぐらいをイメージしなくてはならない、ということになるわけですね」
 去年の消費者物価指数(東京都区部)は前年比で3.1%上昇しました。これが仮に3.5%で続いた場合、「老後2000万円問題」が10年後には「老後2800万円問題」、20年後には「老後4000万円問題」になる可能性があると言います。

「老後2000万円問題」もはや「4000万円」と専門家が分析 円安、物価高が直撃

老後に必要とされる2,000万円だけではなく、今後の物価上昇を踏まえると比例して必要資金が増えるという話のようですね。
たしかに昨今は物価上昇を家計を通して体感するようになってきました。

2,000万円であれそれ以上であれ、私たちはどう備えていけばいいのでしょうか。
ニュースと共に伝えられていたのは、
・定年を迎えたあとも働ける仕事さがし
・今の出費を限りなくコンパクトにし、資産運用に回す
・物価の上昇を意識し、早めに準備
などなどです。

私は経済の専門家ではありませんが、健康寿命は長く維持しながら充実した仕事と良好な人間関係の両方を続けたいと考えています。

世に出ているニュースも1つの意見であると捉えつつ、
自身の将来の展望と目標に対して今何をするべきか?
を学び、実践していきます!


今回メディアをたくさん回って読んでみて、同じ情報でも人や媒体の意図(不安をあおり注目を集めたい、金融商品の購入に着地したい)はさまざまに感じました。
ただし、数字は平等で自分がいくつまでにどれくらいの資産が必要なのか?
は個人で算出することができるので情報リテラシー、自分ごとで受け取った情報を実際の生活に反映させることを改めて意識しようと思ったニュースでした。

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