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謎の電話、ミスターX。

それは突然にかかってきた。

一昨日の夕方18時半をまわった頃だっただろうか。
まったく見覚えのない番号だ。
暗記している番号など一件もないけどな。
登録していない番号なので知らん人やということだ。

ーいったい誰や?
ーいやだから、知らん人やし

知らない番号に出るとロクなことがないので、絶対に出ない。
これが出先だとやっかいだ。着信音を消していてもバイブレーションは意外と鳴り響く。
はやく止まっておくれと冷や冷やするのだ。
ほな、サッさと切れば?と思うだろう。
駄菓子菓子、相手にこちらの消息を知らせてはならない。あくまで着信に気づかないテイでやり過ごしたいのだ。そう、接触はあくまで限りなくゼロでな。

と、思考をめぐらすうち6コールでアッサリ止まる。

鳴りやんでから、いつも通り
着信履歴から番号をひろって検索をかける。
この手のやりとりにおいて、相手との関係性をキレイに断ち切っておくことが肝要である。

あ。
ヒットしたで、珍しく。
あ。修理に出してる時計屋さんやん、アタイのマーガレットハウエルを。


なんやねーん。


脚本で韓国デビューを目指す会社員です! もし、アタイをサポートしてくれはるのなら…あなたのおはようからおやすみまで笑いで見つめるライオンと化します(ガオー)