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オンラインセミナー講師のためのマインドマップ活用法

対面で行うセミナーと比べて、オンラインで開催するオンラインセミナーは難しいとよく言われます。
 
対面でのセミナーに慣れている講師でも勝手がちがうので最初はなかなかうまくいきません。
 
中でも、
 
「資料作りに時間がかかって、セミナーの準備が大変だ」
「一生懸命しゃべっても、参加者が途中で飽きてしまう」

 
といった悩みは、誰もが直面したことがあるのではないでしょうか。
 
マインドマップを活用すると、これらの問題を解決できます。

オンラインセミナーはなぜ難しい?


オンラインセミナーが難しいと言われる理由は、主に3つあります。

  • 参加者の集中力が切れやすい

  • 資料作りに時間がかかる

  • セミナーが一方通行になりがち

参加者の集中力が切れやすい


オンラインセミナーは、どこにいても受講できます。
セミナーを受けやすくなったのはよいのですが、他のことをやりながらセミナーを受けることもでき、集中力が切れやすい環境です。

集中してもらうために参加者に顔を映してもらうという対策もありますが、それでもセミナーを受けながらメールやSNSを見たり、他の作業をしたりできます。

画面を見るだけなので臨場感が薄いのも、集中力が切れやすい原因のひとつです。

資料作りに時間がかかる

 
オンラインセミナーでは、用意したスライド資料を画面で共有しながら進める講師が多いでしょう。

「参加者の集中力が切れやすい」問題を解決するため、オンラインセミナーの資料はわかりやすさが求められます。

具体的には、次のようなスライドを作ると効果的だと言われています。

  • 短いことばで

  • 1スライドに1メッセージ

  • 図や絵を入れて興味を引く

その結果、「1回のセミナー資料が100枚以上になってしまった」なんてこともあるのではないでしょうか。

それだけの枚数を作るとなると、作成にも時間がかかりますし、管理するのも大変です。

セミナーが一方通行になりがち


オンラインセミナーは画面を通してしか講師とセミナー参加者の接点がありません。場の空気や参加者の理解度などが講師に伝わりにくいです。

そのため、どうしても講師がしゃべるだけの一方通行なものになりがち。

参加者同士の軽い雑談などもしにくく、コミュニケーションがとりにくいのが難点です。

オンラインセミナーを開催するときにマインドマップを活用してみよう


準備が大変なのに、一方通行になりがちで参加者が飽きやすいオンラインセミナー。

成功させるのは大変そうだ...!
って思いましたか??

マインドマップを活用するとこの問題が解消し、オンラインセミナーを成功に導けます。

マインドマップを使うと、さきほどの困りごとが次のように変化します。

  • セミナー準備の時間が減る

  • 参加者の興味を引ける

  • セミナーに柔軟性を持たせられる

くわしく見ていきましょう。


セミナー準備の時間が減る


オンラインセミナーの準備は、

  • セミナーの内容(構成)を考える

  • セミナーに使う資料を作成する

  • セミナーでしゃべることを考える(台本を作る)

このような流れで行っていきます。

マインドマップを使うと、全てがひとつのマップで済みます。

マインドマップは思考の流れをそのまま表現できるツールなので、特に構成を考えるのにぴったり!

マップを共有しながらセミナーを行えば、そのまま資料として使えます。

資料作りの時間をまるごと削れて、かなり時短です。

話している部分のマップを大きく見せてもいいですし、マップをそのままスライドの形にすることも可能です。

全体像を把握しやすく、思考プロセスを表現したものなので、そのまま台本としても使い勝手がよいです

参加者の興味を引ける


参加者の集中を切らさないようにするために、飽きさせない工夫が必要となります。

マインドマップを資料としてセミナーを進めると、

  • 全体像が見える

  • 図解で印象に残る

といったメリットがあります。

マインドマップの特徴は、一目で全体像がわかること。

マインドマップを共有資料として使えば、参加者はいま学んでいる道筋を確認しながらセミナーを受けられます。

飽きずに集中して受講できるでしょう。

マインドマップ自体が図になっているので、視覚的に興味を引き、印象に残りやすいです。

セミナー後にPDFなどの形でマインドマップの資料を渡すと、喜ばれますよ。

セミナーに柔軟性を持たせられる


時間配分が変わったり、伝える内容を付け足したくなったりなど、実際のセミナーでは計画していなかったことも起こります。

そんなとき、マインドマップを使っていると柔軟に対応できます。

たとえば時間が足りなくなってしまったとき。

100枚近くあるスライドだと、どこの部分を削ればいいか瞬時に判断するのが難しいです。

マインドマップは全体像が見えているので、「ここのトピックを削ろう」といったことが容易にできます。

質問を受けて、説明を付け足すこともあるでしょう。

マインドマップなら、質問された部分をさっと探し出し、その場で追加の説明をマップに書き込めます。

ライブ感があり、他の参加者の興味も引くパフォーマンスです。

マインドマップでセミナー準備をはじめてみよう


それでは、実際にマインドマップを使ってセミナー準備をはじめてみましょう。

エドラマインドのマインドマップツールは、無料で無制限にマインドマップを作れておすすめです。

セミナーの目的を定める


まずセミナーの目的を定めます。

参加者の悩みやなりたい姿をリサーチし、セミナーが終わったときに参加者がどうなっているかのゴールを決めます。

マインドマップの新規ファイルを開いてください。

新規ファイルを作成

 中心トピックにセミナー名を入れます。

セミナー名を入れる


メイントピックのひとつを「セミナーの目的」などとし、参加者の悩みなどをメモしていきます。
 
トピックの位置は自由に動かせます。
マップの左側はセミナー準備に必要な情報、右側は実際のセミナー内容のように使い分けるとわかりやすいです。

セミナー開催時の共有資料としてマインドマップを使う場合、見せたくない部分は非表示にできます。

見せたくない部分は非表示

全体像を作る


 つぎに、セミナーの全体像を決めます。
おおまかな流れをメイントピックに書き込んでいきましょう。
 
メイントピックの数は自由に増やせます。

全体像を作る

細部を書き込む


全体の流れが決まったら、それぞれのトピックで話す内容を細かく書き込んでいきます。
 
短いことばか単語で書くと、整理されて見やすいマインドマップになります。

細部を書き込む

構成をつくるのはこれで終わりです。

セミナー開催時の共有資料としても使う場合、

  • 図やイラストを挿入する

  • 色分けをする

などして、より興味を引くビジュアルに編集するとよいでしょう。
 
エドラマインドはワンクリックでマインドマップのテーマを変えることができ、同じ内容でもガラッと印象が変わります。

ビジュアルに編集
ビジュアルに編集

まとめ


マインドマップはオンラインセミナーのあらゆる場面で活躍します。
はじめは構成をつくるときに使ってみてください。

セミナーの内容を決める作業がラクになり、論理的で伝わりやすいセミナーを行えるでしょう。

慣れてきたら、セミナー中に共有する資料としても使ったり、配布用資料にしてみたりと活用の幅を広げていってくださいね。

この記事のマインドマップはすべてエドラマインドで作成しています。

無料で試せるので、はじめて使う方にもおすすめです。


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