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銀の粒子の人


見渡す限りの広い野原に咲く
一輪の白く可憐な花

背の高くなった葦を風が撫でてゆく
大きく波打ち一抹の寂寥感を漂わせる

旅人は大地を踏み締めて一人立つ
オレンジ色の太陽が辺りを包む


淡く光る銀糸は
柔らかく螺旋を描いて広がり
漆黒の闇に棚引く

絹は密に織り込まれ
繊細で滑らかな光沢を
甘く湛えている


清涼な刃が白く輝き
鮮やかな赤の花弁を纏い
その身を儚げに震わせる

銀の龍が白銀の粒を放ち
天を目掛け上昇する
混沌の闇を伴って


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ながさかりえ

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マジすか?!
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たんたん と。 私がそこに感じとったそのままを。 言葉にするにはあまりにも抽象的であるが故に、あえて見過ごしていた感覚。 けれど伝えたかった本当の部分。