山眺の資料室

電車の動きをまとめた資料を書いていきます。

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マガジン

  • 鉄道ニュース&考察

    鉄道のニュースを深掘りし、それに関しての考察もしていきます。

最近の記事

今後が気になる「JR東日本の3つの老朽車」

今回は、JR東日本の車両の中で、車齢が特に高い上に延命など続投の方針が示されていない「3つの車両」の今後を占っていきます。 ① 205系3100番台(4連17本、1985年〜) 1985年に山手線・1989年に埼京線用の車両としてデビューし、2002年〜2004年にかけて仙石線用に改造された205系。2009年には南武線から更に1本を迎え入れ、最盛期は4連19本が在籍していました。2011年の東日本大震災での被災により2本が廃車され、最近までは4連17本の体制となっていま

    • 211系(静岡車)更なる譲渡先はあるのか

      211系。1985年〜1991年に製造され、JR東日本・東海の長距離路線に導入された形式で、静岡地区には1989年〜1991年にかけて5000・5600番台が導入されました。 しかし、JR東海では近年老朽化によって、新型車両の315系による置き換えが進んでおり、2023年度末に名古屋口から撤退、そして静岡地区からも2024年度末をもって撤退することになりました。そんな中、以前から一部で「JR東海が地方私鉄に211系をセールスしている」との噂が飛び交っていましたが…。 まさ

      • キハ110系 譲渡の可能性

        ↑⚠️:HB-E220系の導入・キハ110系の置き換え予想:必ず先にご覧ください↑ HB-E220系への置き換えがスタート?2024年5月21日。鉄道車両の設計に携わる、三共技研工業 ㈱ が設計に携わった車両を記載したホームページに「2022(年):JR東日本 HB-E220 車体設計」の記載が確認され、HB-E220系の登場が確定的となりました。置き換えられる車両の候補には(キハ40形の撤退によりJR東日本で最も古い気動車となった)キハ100系・キハ110系が挙げられまし

        • 新しい気動車③:HB-E220系 誕生か

          ↑⚠️:前回の①をご覧になっていない方は必ず先にご覧ください↑ (②は今後東日本以外の車両を扱う記事として投稿するため空番) 前回の①において、JR東日本が導入を進めている「ハイブリッド車両」・「蓄電池電車」・「水素電車」の車両をそれぞれ紹介した上で、今後の導入について「ハイブリッド車両の新形式が造られるのではないか」と予想していましたが、その予想通り、ハイブリッド車両の新形式が造られることが、設計に携わった会社のホームページの記載より明らかになりました。 HB-E220

        今後が気になる「JR東日本の3つの老朽車」

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        • 鉄道ニュース&考察
          10本

        記事

          新しい気動車①:JR東日本編

          進む ”脱" ディーゼルカー気動車とは、電線が引かれていない「非電化」の路線を主に走る「ディーゼルカー」の事を指します。しかし今、JR各社で気動車の「脱ディーゼルカー化」が進んでいます。 今回から数回に渡って、将来気動車を置き換えるであろう3つの「新しい気動車」を項目ごとに厳選してご紹介します。第1回はJR東日本です。 🟩 ハイブリッド車両(シリーズハイブリッド)簡単に言うと「ディーゼルの力を活かして電気の力に変換して走る」車両です。ディーゼルの力に頼りきらないことで、有害

          新しい気動車①:JR東日本編

          205系1000番台の今後は?

          撤退と残留 運命が別れた3本205系1000番台は、神奈川県川崎市の臨海部を結ぶ、南武支線(尻手〜浜川崎間)用の車両で、かつては中間車(モーター車)として山手線や中央・総武線で活躍していた車両に、新しい顔と運転台を付けて誕生した超強力な2両編成です。 ナハW1・W2・W4編成の2連3本が2002〜2003年に登場し、それまでの101系を置き換え、以降約20年に渡り南武支線で活躍してきました。 しかし2023年。前年3月のダイヤ改正でE129系の追加導入により新潟地区を追わ

          205系1000番台の今後は?

          ③JR北海道の中期経営計画について:「赤い星・青い星」・車両の動向

          |JR北海道「中期経営計画」2026年度までの事業内容について|JR北海道から先日公開された「JR北海道グループ 中期経営計画 2026」。 前回までの2回は「中期経営計画以降の事業構想」を解説してきました。 今回からはその資料内にある「2026年度までに予定されている事業内容」を解説していきます。 また、今回からは、前日に別途発表された「令和6年度事業計画」の資料の内容も併せて一部紹介しながら”考察抜き"でお届けします。 第3回の内容は「赤い星・青い星」・「車両の動向

          ③JR北海道の中期経営計画について:「赤い星・青い星」・車両の動向

          西武2000系の2両編成は本当に“終末”なのか?

          |“終末トレイン”|先週放送が始まった、テレビアニメ「終末トレインどこへいく?」。水島努監督が描くテレビアニメで、危機が迫る西武池袋線の始発駅・池袋に居るかつての仲間を探すべく、反対側の始発駅・吾野から4人の女子高校生が旅に出るというストーリーです。鉄道を舞台にしたアニメということで、アニメファンのみならず鉄道ファンからも、そのストーリー性や描写の高さに注目が集まっています。私も毎週録画にて拝見させていただいております。西武電車に添えられた独特な世界観に引き込まれていきそうで

          西武2000系の2両編成は本当に“終末”なのか?

          ②JR北海道の中期経営計画について:苗穂工場の移転構想・北海道新幹線の高速化構想・水素電車の導入構想

          |JR北海道「中期経営計画」以降の事業構想について|JR北海道から先日公開された「JR北海道グループ 中期経営計画 2026」から、その資料内にある「中期経営計画以降に構想されている事業」の中から2回に分けて解説しております。 第2回となる今回は「苗穂工場の移転orリニューアル」・「北海道新幹線の想定最高速度の引き上げ」・「水素電車の導入」の豪華3本立てでお送りします。 その他の事業構想や、2026年度までの事業内容・今年度の事業計画は、③以降で解説しようと思います。

          ②JR北海道の中期経営計画について:苗穂工場の移転構想・北海道新幹線の高速化構想・水素電車の導入構想

          |初投稿|ご挨拶/①JR北海道の中期経営計画について:札幌〜旭川・新千歳空港間の高速化構想

          |ご挨拶|こんにちは。山眺という者です。X(Twitter)で鉄道に関するトピックを要約してポストしています。 この度、鉄道車両の動きをまとめたサイト、いわば “Wiki的な場所“ として「note」を開設することと致しました。 このサイトをトピックのデータベースとして閲覧していただけるよう、超低頻度ながら展開してまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 |JR北海道「中期経営計画」以降の事業構想について|挨拶だけでは物寂しいので、noteの力試しに、JR北海道

          |初投稿|ご挨拶/①JR北海道の中期経営計画について:札幌〜旭川・新千歳空港間の高速化構想