見出し画像

旅暮らしの日常食|主食のお米について熟考した結果【#21】

キャンパー(キャンピングカー)で年がら年中旅百パーセントで生活させてもらっています。ご当地グルメは旅の大きな楽しみのひとつなので、その分自炊の食事では、体内浄化と微量ミネラル補給などに気を使っています。

旅のお供の食事について下のページにもくじを作っています。今日は主食の中の主食、お米のお話です。

私は国内外問わず旅が好きですが、主食がお米以外の国に行くと少し不安になります。このイモで、このトウモロコシで、私の体は元気に動き続けてくれるのだろうかと。固定概念のひとつに、自分を形作ってきたのはお米だという意識があるのかもしれません。その証拠に、炊きたてごはんに美味しいお塩、と言われただけで食べたくて仕方がなくなります。

そういうわけで、主食はお米です。

食べ物を丸ごと食べることをホールフードというそうです。丸ごと食べることで、その作物が本来もつ栄養素を全て頂ける、必要な栄養が全部取れると言われています。

お米も玄米で食べることでホールフード化します。
(実際には土壌の質によってかなり左右されます)

無肥料無農薬の自然栽培米


ありがたいことにお米は色々なところで手に入りますが、私が選んでいるのは無肥料無農薬の自然栽培米です。

きっかけは自給自足を学んだことです。
この4月まで、三重県にあるVISONという施設内にある自給自足の学校(自給自足カレッジ)に通い、主に食の自給について自然農法の師匠から学ばせてもらいました。

学生インタビューでは、低い声でよく喋っております。↓

師匠は自然農法家庭のご出身で、この道数十年の大ベテラン。海外の砂漠を農地に変えてきたという神の手の持ち主で、視野も広く、今は国連の農業会議に呼ばれる大先生でもあります。

先日は国連会議でイタリアに行かれたそうで、現地で見つけたビオ専門のスーパーマーケットが質が良くて大興奮したと話しておられました。とてもチャーミングなお方。

そして私の農園は、この師匠から繋いでいただいた貴重な縁でお借りできたものです。ありがたいことです。

重要な「お米の話」

そんな大ベテランが講義で教えてくれた、知っておくべき重要なお米の話。次の表を見たら一目瞭然でした。

主要作業のほとんどが薬撒き、化学肥料撒き

農協の公式サイトから見ることができる、農協指導の稲作こよみです。じっくり眺めてみてみると、色々と思うところがあります。

一般的には無農薬のほうがいいというイメージはあります。

私としてはそれが善か悪か、何か物申したいということは全くありません。むしろ、全国津々浦々の市民にまでお米が届くよう、作ってくれている農家さんには感謝することはあっても、批判などできるはずもありません。
(自分で稲作をやってみたからこそ、よりそう思います)

講義を受けて本当にためになったと思うのは、現状を知って考える機会になったことです。いかに自分があんまり考えていなかったということも。

どうして農薬が必要になったのか、また自分にとって一番いい選択肢は何なのか。結果的に農薬とはなるべく関わらない食生活を選ぶようになりました。

ご参考に、お米の価格について。
一般的にお店で買えるお米がキロ400~500円くらいですが、私が譲って頂いているお米はその倍くらいです。


(1,334words)
@Hiruzen,Okayama


ここまでご覧頂き、ありがとうございます。 各地で得た経験を読者の方に還元できるよう、精進します😊