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本当に満たされる欲の種類

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(例えそれが積読本になったとしても)だけは、後悔した記憶が無い。物欲よりも、経験したいことの欲の方が、心が充実するのだと思う。

いや、それを含めての「人生は一度きりだから思い切り楽しめ」だ。おしゃれをしたければ仕事を変えればいい。職はいずれ変えるつもりだが、今の私にピアスはいらないな。やらなかった後悔よりやって後悔した方が良いとはよく言うけれど、ずっと行ってみたかった場所に行けた時や、本を買った時

確かに、お気に入りのアイテムを身に付けることで士気が上がる、それはとても良いことだけれど。眼鏡や、下着や、靴下などでやれば済むことだとも思う。人生は一度きりだから思うように楽しめとよく言うけれど、ルールからはみ出してまで楽しむべきなのだろうか。

指摘されなければ破ってもいい? 軟骨ピアスはNG? 透明でも? 訊けば良いのだけれど、それを訊く勇気すら無かった。職場は仕事をする場所であるのに、おしゃれの上限を訊くのは、不真面目な印象を持たれてしまう気がした。

心の充実って何だろう…ピアスを開けたくてたまらなくて、病院を予約するも、恐くなってキャンセルした。けれど職場のひとのピアスが羨ましくて、また予約して、アウターコンクに開けて来た。私が恐れていたのは、開ける時の痛みじゃなくて、周囲からの視線・評価。

職場のひと、ピアスしてるのだけど、みんなロブに開けている。服装規定では「イヤリングは小振りなもの」とある。ピアスについては書かれていない。派手なネイルやリングピアス、高すぎるヒール、Tシャツ、動きにくいロングスカート。服装規定を破っている女性は多い。でも誰も何も言わない。