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【再投稿版】地震について知るべき知識


2024年1月1日(月)午後4時10分頃 石川県能登地方を震源とする地震があり、同県志賀町で震度7を観測されました。
被災された方々の1日にでも早い回復をお祈りしております。

この記事は私が以前(2021年2月14日)投稿したものです。
地震の基礎から解説し、防災グッズ等の情報もありますので、
ぜひ一読していただければと思います。




はじめに

この記事は「気象庁」「文部科学省」「三井住友海上」のサイトから文章を一部引用しています。
全容が知りたい方はぜひお調べください。

追加項目や知るべき知識があればコメントをお願いします。真偽を調べ、追記します。
拡散をして頂き、情報共有をお願いします。



✅そもそも地震とは

地震は、地球の地下に存在する「プレート」と呼ばれる岩盤のずれによって発生します。
海のプレートに引きずり込まれた陸のプレートの先端が跳ね返って起きる地震を「海溝型地震」、
プレートが押し合ってプレート内の岩の層が崩れて起きる地震を「内陸型地震」といいます。
大きな揺れの地震では、家屋等の倒壊や土砂崩れ等の土砂災害、また津波が発生する危険が高まります。

▲日本周辺の主なプレート


✅『地震大国』日本について

【なぜ日本は地震が多いのか】
地球の表面は十数枚の巨大な板状の岩盤(プレート)で覆われており、それぞれが別の方向に年間数cmの 速度で移動しています(プレート運動)。
地震の多くは大きな目で見ると、プレートの境界付近で帯状に発生 しています。
日本は世界の陸地の0.3%にも満たない国土ですが、
世界で発生する地震のおよそ10%が日本と その周辺で発生しているといわれています。

プレートの境界付近の地下の岩盤には、プレート運動により大きな力が加わり、長い年月の間に巨大なエネルギーがひずみとして蓄えられます。そのひずみにより岩盤が破壊されると地震が発生します。
日本は 4 枚のプレートの境界に位置し、岩盤中に大きなひずみが蓄えられるために多くの地震が発生します。
プレート境界付近の 地震だけでなく内陸で発生する地震も陸のプレート内に蓄えられたひずみが原因で起こると考えられます。

✅地震の特徴

•震源の遠方では最初に小さな縦揺れ、その後に大きな横揺れを感じることが多い

•余震は数か月、あるいは数十年に渡って続く場合もある。

•規模の大きい地震では、周期の長いゆっくりとした大きな揺れが生じやすい。

•津波は海が深いほど速く伝わりやすく、沖合ではジェット機ほどの速さになる。

•津波は最初が一番大きいとは限らず、後からくる津波のほうが高くなることもある。

▲津波の速さを表現した図
津波の発生が沖合ほどスピードは上がる


✅知っておくべき知識

•慌てて外に逃げるのは危険
•地震発生時に車を運転していた場合
•エレベーターの中で地震に遭った場合
•ガスを止める前に
•余震について


✅知っておくべき知識の具体的内容

【慌てて外に逃げるのは危険】
建物から脱出する際は、慌てて外へ飛び出してしまうと大変危険です。屋根の瓦や窓ガラス、看板等、落下物や破損物の被害に遭わないよう、周囲の状況をよく確かめて、落ち着いて行動しましょう。

【地震発生時に車を運転していた場合】
車の運転中に大地震が起きた場合は、緊急車両の邪魔にならないよう交差点を避け、車を左側に寄せて駐車しましょう。ただし、車を利用しなければ津波から避難できなかったという事例も多くあり、市町村によっては避難者が自動車で安全かつ確実に避難できる方策が検討されています。

【エレベーターの中で地震に遭った場合】
エレベーターは地震による停電や故障等で緊急停止し、閉じ込められる危険があるため、安全が確認されるまでは利用しないでください。もし中にいるときに地震に遭った場合は、すべての階のボタンを押し、最初に停止した階で、周りの状況をよく確認してから降りるようにしましょう。


【自分でガスを止める前に】
ガス使用時に震度5相当以上の揺れが起きると、都市ガス・LPガスともにガスメーターが揺れを検知し、ガスを遮断する仕組みになっています。料理や暖房等でガスを使っている場合は、無理をして火を止めにいくことはせずに、まずは身を守ることが大切です。

【余震について】
余震は、最初の地震と同程度の大きな揺れになることがあります。実際に東日本大震災では、本震の30分後に震度6強の揺れを観測しました。余震が収まり、電気が復旧した際の通電火災を防ぐためにも、地震発生後は使用中の器具はスイッチを切ってプラグを抜く、避難するときはブレーカーを落とすなどを心掛けましょう。


✅しっかり備え、災害時は落ち着いて行動

【事前準備】〈家具の転倒・落下・移動を事前に防ぐ〉
事前に家具を固定しておくことは、家庭内で身の安全を守ることにつながります。家具は、L型金具等で壁下地(柱・間柱・胴縁等)にネジで固定し、それだけでは固定が難しい場合は、ポール式器具(つっぱり棒)やマット式器具等を組み合わせて固定しましょう。

【発災直後】〈建物の倒壊や窓ガラスの落下から身を守る〉
地震の強い揺れによって、住宅地ではブロック塀や石塀等が、オフィス街ではビルの窓ガラスや看板等が倒壊・落下してくる危険があります。2階建て以上の住宅のベランダに置かれているエアコンの室外機等が落下してくることもあるため、外出時に揺れを感じたら、かばん等で頭を保護し、できるだけ建物から離れましょう。

【発災直後】〈火災の原因をなくす〉
地震発生時は、身の安全を確認した上で、使用中の暖房器具等の火を消す、機器類のスイッチを切る、避難時にブレーカーを遮断するなどして、火災を防ぎましょう。日頃から可燃物や落下物の有無に配慮する、不要な電気機器のプラグは抜くといった習慣を身に付けることも火災防止に役立ちます。

【発災直後】〈津波に注意し、すぐに高台へ逃げる〉
海岸近辺で強い揺れに襲われたときは、避難の指示や勧告を待たず、安全な高台や避難地をめざしてすぐに避難しましょう。近くに高台がない場合は、3階建て以上の建物をめざし、3階より上に上がります。最初の波のあとにさらに高い波が来襲することもあるため、いったん波が引いても元の場所へ戻らないようにしましょう。

✅防災グッズ一覧

【バッグ】
非常持ち出し品袋

【水】
飲料水

【食料】
乾パン
缶詰
レトルト食品
インスタント食品
飴•チョコレートなどの携帯食
給水用ポリタンク
カセットコンロ・ボンベ
ラップ
紙皿・紙コップ・割り箸

【情報】
携帯ラジオ
予備の乾電池
筆記用具
油性マジック

【装備】
ヘルメット
笛、ホイッスル
厚手の手袋
懐中電灯
長靴
運動靴

【道具】
万能ナイフ
工具セット
ほうき・ちりとり
ロープ

【衛生面】
マスク
消毒液
ティッシュペーパー
ウェットティッシュ

【救急】
救急用品セット
処方箋の控え

毛抜き

【防寒】
携帯カイロ
毛布

【衣料品】
下着・靴下
長袖・長ズボン
雨具
防寒用ジャケット

【その他、あると便利なもの】
簡易トイレ
ビニール袋
ビニールシート
ライター・マッチ
ローソク
ランタン
タオル
安全ピン

【女性用】
生理用品
くし、ブラシ、鏡
化粧品
ヘアゴム
防犯ブザー

【高齢者用】
紙おむつ
介護用品
補聴器
入れ歯

【乳幼児】
粉ミルク・哺乳瓶・離乳食
清浄綿
紙おむつ


✅これから起こりうる地震

【南海トラフ地震】
30年以内に70〜80%の確率で起こる

【首都直下型地震】
30年以内に70%の確率で起こる


地震調査研究推進本部地震調査委員会で実施した評価においては、「今後30年以内に、南関東でマグニチュード7クラスの地震が起きる確率は70%」と推定しており、これはきわめて高い値といえます。


また、地震調査研究推進本部の調査によりますと、南海トラフでマグニチュード8~9の巨大地震が今後30年で起きる確率も70~80%とされており、関東以外にお住まいの方でも安心は出来ません。



さいごに

2024年1月1日(月)午後4時10分頃 石川県能登地方を震源とする地震があり、同県志賀町で震度7を観測されました。

備えていても、いざ災害が起きると行動出来るか分かりません。
しかし、だからこそもっと注意を向けることが必要だと感じました。
地震発生直後、慌てて行動することは危険ですが、テレビ・ラジオ・スマホで正確な情報を知り、備えていた防災グッズを持って逃げられように、万全の備えをしましょう。

将来、大きな災害の予想もされています。
いつ、どこで起こるか分からないので、自分で自分の身を守れるようにしましょう。

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