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限界開発鯖で2年間過ごして、変わったこと【限界開発鯖2周年】

 2022年3月2日、学生中心の技術者コミュニティ『限界開発鯖』は誕生から2周年を迎えました。
 当記事では、私が2年間このコミュニティで過ごした日々について、振り返っていこうと思います。

当記事で伝えたいこと

  • 『限界開発鯖』で、私はどのように過ごしていたか。

  • 『限界開発鯖』は、私にどんな変化を与えたか。

  • 『限界開発鯖』は、どんな場所だと思うか。



筆者について

 筆者は、高専の専攻科1年生(≒大学3年生)で、電気/情報系に所属しています。普段は趣味でゲーム制作をメインに、Web開発やBot開発も行っています。
 『限界開発鯖』には、誕生から1週間後(当時は高専4年生)に、後輩の招待を受けて参加しました。

まず、『限界開発鯖』とは

 完全招待制の、学生を中心とした技術者コミュニティです。元々高専生のみでしたが、現在は高専生以外も参加しています。

 現在は、約25人のメンバーが日常的にチャットや通話に来て、各自技術について議論したり、趣味や娯楽を楽しんでいます。例えば、

  • 好きな技術・学問について語り合う。

  • 画面を共有しながら、作業を垂れ流す。

  • 自分はマイクミュートで、ラジオ代わりに通話を垂れ流す。

  • オンラインゲームを一緒にプレイする。

  • 自分の作品を披露する。

 など。

特徴はこんな感じ。

  • メンバー全体のプロジェクトや目標がない。みんな各自のやりたいことをやっている。

  • メンバーが自作した、個性豊かなBOT達が賑やか。

  • 全員が管理者権限を持っていて、「運営」がいない。

  • ノリが限界。要するに治安が悪い。(ただ、現在はだいぶ落ち着きが出てきた気もする。)

  • でも、メンバーは人のことを考えて言葉を発してくれる。やさしい。すき。

 また、不定期でLT会オフ会が開催されます。▼からその様子を見ることができます。



『限界開発鯖』での2年間

 筆者目線で、ここ2年間で起きたことを振り返ります。

技術的な強みができた。

 2年前、私は自作ゲームを作っていて、独自の考えでプログラム設計をしていました。
 そこで、色々迷ったのでチャットに質問を投げてみたところ……

2年前、この質問をした時がすべての始まりです。

 実は、一人であれこれ試行錯誤していたため局所解に陥っていました。

 このときから、設計について様々なことを教えてもらいながら、様々な設計を実際に実装してきました。その間なんと1年以上!
 
めっちゃ色々自分で調べて設計/実装をしたし、フィードバックも何回も貰いました。

 そして、今では設計に関して対等に議論ができるようになりました。

再設計をしすぎて付いたロール「再設計オヂサン」

 他にも、メンバーに設計についての相談に乗ったり、この知識が実際に開発で役立ったりしています。本当に、寄り添って度々教えてくれたメンバーには感謝するばかりです。


自分の作ったものを公開し、見てもらえた。

 『限界開発鯖』にいる間に、個人で作ったものがいくつもありました。個人制作のゲームだったり、ホームページだったり、discord botだったり……。

未だに動き続けるbot、『エライさん』

 実際に自分が作った作品や、完成する前の進捗報告でさえ、共有できてかつリアクションを貰える環境ができました。
 今思うと、このコミュニティが無かったとしたら、公開する場所がTwitterのみだったんですよね。

 もうこれだけで活動のモチベーションが上がりました。


研究・進学・就活を乗り切った。

 私は『限界開発鯖』に参加してから2年の間に、研究発表・進学・就活をすべて経験しました。

 これらで困ったとき、メンバーが相談に乗ったり、協力してくれたことをよく覚えています。そして、何かを達成したらみんなで祝ってくれました。

あったけえ、あったけえよ……!(嬉泣)

 他にも、就職面接とか発表でメンタルがボロボロになっているときにボイスチャットに入ることで、心を落ち着かせたりもしました。
 なんというか、もはや日常の一部で、とても安心します。



『限界開発鯖』に入って、変わったこと

大人にならなきゃと思って、考え方や行動の変化があった。

 このコミュニティでは、メインで活動しているメンバーの中で私は最年長です。一気に多くの後輩と色々話す場所ができて、心の内を打ち明けることもありました。

 その過程で、後輩と「信頼し合う」「尊敬し合う」関係になることがあり、自分が最年長という自覚もあって「相手が信頼・尊敬するのにふさわしい人物像を目指したい」と思うようになりました。

 具体的にどう変わったかというと、

  • 人の気持ちを考えて接するよう心掛けた。

  • 他人をよく"見る"ようになった。(特にメンバーの著しい成長が見られるのは面白いです。)

 などの心理的な変化や、

  • ネガティブなことを言わなくなった。

  • 自分のやりたいことを挑戦するようになった。

 といった行動面での変化がありました。


広範囲の技術的な知識を得た。

 これに関しては言わずもがなです。様々な技術が好きなメンバーが集まっているため、自分の専門外の情報ですら耳に入ってきます。

 体系的ではないですが、断片的な知識が入ってくるだけでも、それらがやがて役に立った経験が何度もありました。


毎日が退屈じゃなくなった。

 そりゃあ居場所があるんだから楽しいに決まってる。感覚で言うなら、「もう1つのTwitter」兼「同志が集まる居酒屋」感じです。

日常

 毎日チャットログを見たり、ボイスチャットに入ったりして楽しませてもらってます。


私の将来を左右した。

 かなり遠回しですが、『限界開発鯖』がなければ今の私はないし、ここまでいい進路にも巡り会えてないと思います。始まりはただツイートにリプライを送っただけだったので、ほんと奇跡の出会いって感じです。感謝。



『限界開発鯖』は、どんな場所だと思うか

私にとって、どんな場所か。

 今まで話したことのまとめ的な感じになりますが、一番は「心の拠り所」だと思います。

 責任が発生しないから雰囲気がゆるゆるで、多くの同志と話せる
 そしてみんなが優しく、招待制によりある程度信頼関係がある閉じたコミュニティ

 私にとっては、とても過ごしやすい環境です。じゃなきゃ2年間もいません。


みんなにとって、どんな場所か。

 ここまでは私目線で見てきましたが、「客観的に見て、どんな場所なの?」という質問に答えていきます。

 若干分かるかもしれないですが、『限界開発鯖』メンバーの中でも、筆者はいろんな意味で「真面目」寄りで「感情が強い」性格です。

 ですが、「このコミュニティには筆者みたいな人ばかりいる!」という訳ではなく、ここにいる方々の性格はみんなバラバラです。それを踏まえて聞いてください。

 私が特に思うのは、「普段一人でもくもく何かをする人」も過ごしやすい環境ということです。(というか私もそうです。)

 「サークル全体で何かやろう!」といったことがなく、本当にただ日々を過ごすことが目的なので、「一人でもくもく自分のやりたいことをやる場所」「他の場所で活動をしてる人が、休憩で来る場所」などを兼ねています。

 なんかここまでくると、オンラインでシェアハウスしてるみたい。そういえば、コロナが収まったらまたオフ会したいってみんな無限に言ってるなあ。私もしたいよ。



最後に

 このコミュニティを作ってくれた方々にも、メンバーのみんなにも、ほんとに感謝でいっぱいです。いつもありがとう。そして、2周年おめでとう🎊🎊🎊

 この記事を見て、もしかしたら『限界開発鯖』に入ってみたい!っていう方がいるかもしれません。そのときは、Twitterで #限界開発鯖 で呟いてくれれば、いつかお迎えに行くと思います。

 ここまで読んでくれたみんなにも、一期一会の出会いがありますように。


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