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存在も思い出も消えた日

確かに
「会社を辞めて独立した人の所で働きたい」
みたいな事は言っていた。
しかし!妻に一言も無く会社を辞めるなんて!
そしてそんな事をこの場で話せば平井さん夫妻を間違いなく主旨の違う話に巻き込む事になるだろう。
仕方なく私は何も聞かされて無い事実をその場だけ封印する事にした。
「あなたはどぅ考えているの?」
いよいよ話が私へと振られた。

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