写真展巡りの最後にギャラリー・ニエプスへ。
ステートメント
バングラディシュにある、ロヒンギャの民が暮らす難民キャンプで撮影されたもの。
子供を撮った写真が多い。
目に宿るのは希望ばかりでは無く、懐疑、猜疑、無気力、絶望など、過酷な環境と運命の中にいる人々の感情を映している。
拾って来たと思われる鋼索や銅線を肩に掛けた少女。
日々の糧を得る為のものなのだろう。
写真として救いがあったのは、蛇口から勢いよく流れ出る水が水瓶を満たして行くカットと、その横にあった、水瓶の水を頭から被る少女のカット。
些少ながら喜捨をして帰宅。
(2024.03.05 記)