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一夜限りの同窓会 〜元wieee2期生〜

現在、notall、Symdolick、Shupines、paslil'、雲裳少女の5組が所属するワロップエンターテイメント。
現在は活動を休止中(新ユニットとして準備中)であるが、研究生ユニット的なものとしてwieeeと言うグループがある。
2020年2月に二期生として加入したのが、現在はShupinesに所属する藤乃さや、paslil'に所属する宮坂舞子、朝日ゆきの、星名瞳。

アイドルとして活動を始める時期が非常事態宣言が出るなど病禍が猖獗を極めた時期と重なり、客前に立つ機会どころか、揃ってレッスンをすることすらままならないまま、それぞれのユニットに昇格する形で別れてしまった4人。
アイドルとしての活動に自由度が戻って来たのと、星名瞳がグループを離れるのとタイミングとして重なり、今なら出来るしやっておきたいという事での同期会ライブ。
春風駘蕩、のんびりした平和な空気に惹かれてか、他も色々被っているのに中々の集客。

ままならなかった活動を象徴するかのように、半蔵門線が壊滅的遅延で星名瞳が開演に間に合わないハプニングもありつつ、前半は思い出話。
気が長い宮坂舞子と、せっかちな朝日ゆきの、世話を焼くが時々抜ける藤乃さや。
自分のグループではまとめ役の朝日ゆきのが、まとめ役を藤乃にまかせてのほほんとしているのも、普段からのほほんとしている宮坂舞子がいつも以上にのほほんとしているのも楽しい。
先輩にも後輩にも気を使わなくて良い藤乃さやも、まとめ役ながらのほほんとしている。

トークコーナー終盤、だしぬけに大声を出すことで知られる星名瞳が、文字通り駆け込んでくる感じでだしぬけに登場。

自前のハコであり、あとの予定もない時間帯なので、尺の斟酌が現場の判断で出来るのも強み。

トークコーナーで多少押しても、ライブはきっちりと

wieeeは先輩グループの曲の中から親しみやすい曲、盛り上がりやすい曲を借りて来て演っていたので、今日もその線で3曲。
客も訳知りなのでワイワイと楽しげに。

notallはどうだか分からないが、SymdolickはきゃわふるTORNADO時代初期の曲は演らなくなってしまっているので、こう言う機会でもないと生では聴けない。


メンバーの成長、やりたい事と出来る事の変化などで、必然的にそうなってしまっているのだけれど、楽曲としての良さは変わらないので、歌い継いで行くのは良い事だと思う。

照明を落とし、エモーショナルなBGMを流し、泣かせにかかるスタッフの策略に嵌る素直な人々。

「wieee」で検索すると、アイドル活動のとっかかりである研究生ユニットの宿命ではあるが、加入と脱退のニュースがずらりと並ぶ。
活動が難しい時期だったにも関わらず、3年間アイドルを続けて来られたのも「このメンバーで始まったから」と語る朝日ゆきの。
その通りなのだと思う。

(2023.04.15 記)


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