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Shupines定期公演〜しゅぴねすぱれーど〜 あけましておめでとうSP編!

いつもの月曜だが、新春と言う事もあってか、お値段そのままに中身増量。
早めの時間と言う事もあってか、なかなかの賑わい。

「リハーサルの音にしては本式の構成だな」と思ったら、葵葉ほのか生誕祭の時の「ほのちゃんくじ」の大当たりである「あなただけのためのライブ」が行われていたようで、終わったらホクホク顔の人が出て来た。
そりゃホクホクもすると言う物。

ほぼ定時開演。
客入れBGMのレベルが上がって下がって、暗転からのOverture・・・と思いきや、舞台上のみ明転して、メンバーがぞろぞろと。
干支が卯なのでウサミミ付き。
藤乃と星乃が被り物、成瀬と矢野と葵葉がカチューシャ。

成瀬は裾をゆる巻きに、葵葉はプレーンのツインテール、矢野はストレート。
藤乃と星乃は被り物で隠れてよく分らず。

前半はバラエティー的構成。
「お正月と言えば」のお題トーク付き自己紹介と、新春書初め発表会。

藤乃さや「ビジツナ脱却」
ツナマヨ好きを公言しつつ、看板倒れになっているのではないかと言う複数の指摘を受け、今年は広報に勤しむとの事。
後輩である朝日ゆきの(paslil')によると、SNSには書いていなくてもほぼ毎日食べているそうだが、確かに広報として弱い。
今のところはそこが「ツッコミどころ」にはなっているのだけれど、ネタには鮮度がある。 商売用にうまく立ち回って欲しい。

成瀬陽菜「軽やかに」
うさぎ年なのでぴょんぴょんと可愛らしく。
「重い女」(※メンタル面)と思われがちなので、そうではない所を見せたい。
病膏肓の客を多く抱える成瀬らしい新年の抱負。
彼らはその「重さ」も含めて耽溺しているので(私も危ういところだった)、軽くするのはポーズでも良いと思う。
その「ポーズ」にまた、甘美な罠がある。

星乃綾夏「堂々」
「去年はヘニョヘニョしていたので、今年は堂々としたい」
キリッとしたところとの落差が落とし穴になっているので、今年もヘニョヘニョしていただきたい。
ライブ中の笑顔の「質」が変わってきたように思う。
照れと楽しさの割合が後者寄りに。 この「照れ」が、理性をグラつかせる。

矢野桜子「風呂」
去年は疲れ切って帰ってきて、メイクを落とさずに寝てしまう事が屡々あったので、今年は帰宅したらまずお風呂に入るようにする。
ちゃんとしていそうでいて、壊滅的にダメだったりするのが面白い。
メイクそのままで大丈夫なのは若さの特権でもあるので、今のうちに生活習慣を立て直して欲しい。

葵葉ほのか「かたづけ」
「つかったものを、もとのばしょにもどす」

「つかったものを、もとのばしょにもどす」


「つかったものを、もとのばしょにもどす」


「い、・・・今なんと仰いましたか?」と、いろいろなアイドルを見て来た私が素に戻ってしまうくらい、葵葉ほのかの「天然もの」としての純度が高い。
狙ってやっていないからこその凄み。
毒の無い「コジコジ」、押上のブリジット・バルドー。

後半はライブ。
尺にゆとりがあるので、ライブもみっっっっちりと。

Overture
1.テトテ
2.シュピネ♡コンフィチュール
3.カラフルチェリー
4.Happiness
MC
5.DREAMY GO ROUND
6.オニオングラタンスープ
7.泣き虫おもちゃ箱

それぞれ、伸び伸びと得意なところを伸ばしつつ、不得手な物事を減らしている。
星乃綾夏と葵葉ほのかの向かい合わせの振り付けでの掛け合い。
同期ならではの和やかさと容赦のなさも良い。

以前も書いたが、成瀬陽菜と矢野桜子の式の立て方と答えの出し方の微妙な違い。
盛りこむ芸と刈り込む芸。

それぞれに良い意味でのゆとりが出て来たので、「あそび」の部分を入れる余地が増えて来た。
其処で何をするかのアプローチもまた面白い。

来月の周年ワンマンまで1か月を切って、新年の良い滑り出しになったライブだった。

(2023.01.09 記)

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