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WALNING〜paslil'卒業SP〜

ワロップ所属アイドルグループ総出演の、事務所主催フェス的なもの。
paslil'の活動終了にあたって急遽開催と言う事もあってか、いつもより小さめなハコ。
お膝送りのお願いが何度もあるくらい、みっしり入っていた。
(※セットリストは拾えたグループのみ)

えすれある
「今のえすれある」としての再構築が進んでいる。
当て書きに過ぎてお蔵入りになるのではないかと思っていた曲も、歌割りを新たに披露。
驚きつつ、安心。

Shupines
充実した5月を過ごせた事でつけた自信を、その先に進む力に変えられている。
「哀しい事も笑う事も全て 未来へ繋がる Happiness」
「笑顔のループ作ろう 今ここからキミと」
Happiness から DREAMY GO ROUND 、先日のワンマンライブでも披露した繋ぎだが、 paslil' の二人への思いの詰まった選曲であったと思う。

Overture
1.あいらびゅ!
2.泣き虫おもちゃ箱
3.Happiness
4.DREAMY GO ROUND
5.仰げば尊し
6.しゅきです!

Symdolick
自分たち「らしさ」を存分に見せつつ、場を温めて次に繋ぐ。
明るく楽しく送り出そうとする心意気。

Overture

  1. 夢見てさようなら

  2. あいまい熱帯夜

  3. magical sweetie

  4. GAME

  5. Caligula

  6. JOKER,ACE

notall
休養していた白凪うみも元気に復帰。
10周年の、そして「notall」としては最後のワンマンを控えてエンジンが掛かって来た感じ。
厄介な客のめんどくさいヤジも「ウルセー!」で一蹴して笑いに変える広山楓のバラエティ力。

Overture
1.きらめけ☆tweet girl!!
2. # ハッシュタグはつけられない
─MC─
3.2度目のハツコイは存在した
4.君にDA-DA-DAN
5.サクラパノラマ

paslil'
相次ぐメンバーの離脱から次の展開を模索していたが、志半ばで活動を終了する形に。
事務所主催フェスのトリを取って、所属アイドルグループ、そしてそのファンの人たち総出で見送る。
出来る限りの餞ではあったと思う。

paslil'は、とっつきやすく、誰でも初見から馴染んで盛り上がりに参加できる敷居の低さは特筆すべきものがあったが、その分フックがなかったのかもしれない。
アイドルは、成すべきことに最善を尽くさないと長くは続けられない、然し最善を尽くしても良い結果が得られるとは限らない。

歌割りを変え、一歩引いて、宮坂舞子はハーモニーを作り、滝本里奈は主旋律を歌う。
宮坂舞子と滝本里奈は、最後のライブでも最善を尽くしていた。
1日限り、1ステージ限りの、この二人でしか出来ない paslil' 。

自分のその時の気持ちを逐一言葉にする滝本里奈。
泣かない方法を検索して「深呼吸する」と言う解を得て実践。
見事終盤まで持ちこたえたが、矢張り泣きそうに。

「深呼吸しよう!」

と宮坂。

「ヒッヒッフー!ヒッヒッフー!」

鷹揚だが鷹揚に過ぎて、時折何だかよくわからない事を言い出す。
正しいけれど何かが間違っている、このあたりが宮坂舞子の面白さ。

巻きの指示が出ても一向に終わらないところに、先輩アイドルがドヤドヤと割って入って記念撮影。

各グループとも、下積みの切なさ、既に出来上がっているグループに馴染むまでの苦労、コロナ禍での活動の制約と先の見えない日々の悩み。
さまざまな形で共有共感できるあれこれがあるからこそ、湿っぽくせず、敢えて明るく送り出す。

宮坂舞子と滝本里奈は、グループの活動終了を以て事務所も退所とのこと。

植え替えて開く花もある。
二人に明るい未来がありますように。

(2024.06.03 記)


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