ベクアステラ 単独浴衣イベント 「忘れられない夏の冒険」公演
一日だけ、夏が戻ってきた。
色々あって伸び伸びになっていたベクアステラの浴衣イベントが、街路樹の葉が赤や黄色に色付く季節に漸く開催。
待機列もおだやかな祝祭感。 滞りなく開場。
ベクアステラは送り手に起因する不愉快な出来事がほぼ起きない。
期待値を高くして足を運んで裏切られることも無い。
ドリンクカウンターでビールを択べることに、徐々に戻って来つつある平和を実感する。
司会進行は早瀬さくら。
「大丈夫なのか?」と言う心配が二割、「大丈夫じゃないだろうけれど、確実に面白くはなるからそれでいい」と言う期待が八割。
期待以上の司会だった。 愉快。
いつもの曲を浴衣で歌って踊って、浴衣や夏にまつわる思い出を語り合って、楽しみ損ねた夏を取り戻す趣向。
ひとの話を聞いていたり聞いていなかったり、話そっちのけで悪だくみをしていたり。
ゆるい女子高の休み時間を眺めているような平和な光景。
特に何がどうと言う事もなく、始めから終わりまでヘラヘラ笑って写真を撮っているうちに時は過ぎて行った。
9月5日に予定されていたワンマンライブや、そこに向けて盛り上げていた諸々の企画も、一旦仕切り直しになってしまった。
勢いを付けて動き出そうとした矢先に、停滞を余儀なくされた夏だったが、その辺りの悔しさも吐露されつつ、暮れに決まった周年ワンマンの告知などもされ、前を向いていた。
個人的には、紬麦みほ加入一周年の先に周年ワンマンが移動したことはプラスになるのではないかと考えている。
そしてこの空白の夏も、4人のベクアステラになる移行期間として無意味では無かった。
夏にケリは付けた。 さあ走りだそう、冬へ。
(2021.10.30 記)
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