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♮リアスクライブ 天乃さや生誕祭 「あまのINわんだ〜らんど」

天乃さやが天乃さやになって4度目の、グループとしての「これから」を示すような生誕祭だった。

入場が滞りなく済み、影アナ(天乃さや)
収まらないガヤに「静かにしろ」とドスを利かせて一喝。

通常の諸注意の他、ライブを楽しむにあたって、来場者の数だけ楽しみ方があり、お互いを尊重して楽しく過ごしましょう的な、原点に立ち返った内容。
天乃さやの「満足度を高めたい」と言う言葉に頷く。

定時開演。
カバー曲多めだが、練度は高い。

「お姫様にしてよ!」(=LOVE)
「キミだけのワンダーランド」(Appare!)
「仮契約のシンデレラ」(私立恵比寿中学)
「サインはB」(B小町 アイ)(※天乃ソロ)

自分のグルーブの曲からは勝負曲、思い入れのある曲、今の自分たちの思いを託せる曲を選択。

天乃さや

言葉にすると重く、〆っぽくなりがちな部分を、セットリストとステージングで伝える趣向。
湿っぽくなる兆しすらなく、終始笑顔、笑顔。
楽しむ事で楽しませ、楽しんでいる姿を楽しむ。
循環する「楽しさ」。

夢咲あむ
涼風つばさ
日向みゆ
姫宮るな

それぞれのソロパートが相対的に増えたことによって、歌で伝えなければならない事も多くなる。
既に自分の歌を持っている各メンバーそれぞれが輝きを増しているが、不得手なりに自分の歌を歌おうとしている日向みゆが良い。

天乃の生誕衣装はこのライブの為に誂えたもの、メンバーの着ていたロングTシャツのデザインは涼風つばさ。
メンバーそれぞれのアクセサリーや髪留めは天乃が選んだもの、ヘアアレンジは日向みゆ(母)。
内輪で回しつつ、英知と時間と善意、お金では買えないさまざまなものが注ぎ込まれている。

注釈は最低限に。
読み解いてもらう事を前提に準備された物語り(ナラティブ)。

リアスクライブの、新しい始まり。

(2023.10.08 記)

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