♮リアスクライブ 天乃さや生誕祭2022 -Wonder Trail-
凝りに凝った特典と、天乃そのものの人気(と言うか人望と言うか)によって、有料入場者は一般チケットより生誕スペシャルチケットで入った人の方が多かった印象。
天乃さやが「天乃さや」となってから三度目の生誕祭ライブは最高にして最良。
規模以上の熱量を感じた生誕祭だった。
生誕祭委員から、小旗とサイリウムが配られる。
入場する天乃総書記を小旗を振って出迎える趣向。
「旗を振れ ヤポンスキー」
はい、言われなくても振ります。 はい。
セットリスト
あまのじゃく/ 神楽めあ
夢の中で
MC
絶対絶対
Fantasy Summer Quest
MC
言い訳Maybe / AKB48
MC
#あくあ色ぱれっと / 湊あくあ
MC
もっとずっと
アンコール
ファンサ / mona(CV:夏川椎菜)
HoneyWorks
MC
夜空の物語
蒼天のステラ
MC
あまのへの愛を語ろう( 合格制 )
歌の層が厚みを増していた。
リアスクライブで初めてアイドルになったメンバーが、伸び伸びとアイドルをやっている。
それが可能なのも、頼もしい経験者が居るからこそであり、良い循環で回っている。
「アイドルソングを歌う時、説得力のあるアイドルになりたい。」と天乃さや。
今回はソロで3曲歌ったのだけれど、「かわいい」と「うまい」の両方を欲張り、どちらも手に入れていたことに驚く。
獲得した音域や声量、技巧が「かわいい」の為に使われている。
メンバー、スタッフ、客。 信用・信頼できる人に囲まれている場だからか、韜晦も少なめ、何時になく饒舌に自らの心の裡を話す。
天乃さやが我慢しなくて良い、言葉を飲み込まなくて良い、思いを押し殺さなくて良い。
今の環境の良さが、話しぶりからも感じられる。
アイドルをやるからには、深い時間の出番になりたい、大きな舞台にも立ちたい。
接客業としての側面を疎かにすることは無く、そちらの面での創意工夫も勿論しているのだけれど、基本的には舞台の上でのアイドルとしての振舞いで支持を拡げて来た天乃さやだから、言葉に説得力がある。
その口から語られることで、大きな目標も可能なものであるように思われてくる。
最後のMCは「あまのへの愛を語ろう( 合格制 )」
メンバーそれぞれの「あまのへの愛」は、上っ面の誉め言葉ではなく、引くくらいの重さと湿り気を帯びている。
「言葉」を大切にし、物語を紡いて行くグループらしい、心に響く生誕祭だった。
(2022.10.18 記)
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