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【真奈】生誕記念写真展 [ 冬に生まれた女の子 ]

降るんだか降らないんだか読みにくい天気。
結局降らなかったが、自転車は諦めて山手線で原宿へ。

竹下通りの喧騒は遠目から見てもゲンナリするほどで、少し北に歩いて東郷神社の境内を抜けるルートでデザインフェスタギャラリーへ。

29歳のお誕生日写真展ということで感慨深いです!12歳でデビューして今年で17年!30代を目前にしてこうやって変わらず写真で残して頂けること、皆さまと共に時間を過ごせること、とっても幸せに思います。"女の子"って言葉は何歳まで使っていいの?何歳まででもいいんだとは思いますが私的には30歳までかな?と思い、今回のタイトルは"冬に生まれた女の子"にさせて頂きました。"冬に生まれた女の子"沢山の方に愛していただけたら嬉しいです!

真奈 本人コメント

東西に分かれた建物のEAST側の2階を全域使用。

入り口を1か所にして受付を作る都合からか、EASTの正面入り口からは入場できないようになっている。
東西連絡通路の鉄階段を昇ったところの入り口から入場。

全室、暖房が強めに効いており、唯一暖房のついていない北東の角のキッチンへ行って、のぼせた頭を冷やすこと数度。

150点以上あると言う展示作は全てカラー。
大きさはまちまちで、額装したり、直貼りだったり。

温泉に入ったり、出たり。
浴衣でくつろいだり、はだけたり、脱いだり。
ワンピースでくつろいだり、はだけたり、脱いだり。
雪の街を散策したり、雪原に水着でダイブしたり。
目に寒かったり、温かかったりしつつ、すべて「冬」。

表情に起伏はあるものの、身に纏った物による表情の硬軟の差は無い。
演じている部分はあるにしても、内発する感情と表情が直結していて変化に富んでいる。

口を尖らせても、くしゃくしゃに笑っても、澄ましてみたも、厭味が無い。
何をしても可愛らしさが溢れる。

それもあってか、身体の向きは様々でも、顔は正面寄りで捉えたものが多い。
どこからどう撮っても可愛らしいので、敢えて奇を衒う必要が無い。

メイクや髪のあしらいも状況によって変わる。
ほぼ「すっぴん」(※このあたりの機微には疎い)と思われる、そばかすやほくろを隠さないカットもあるが、それすらもチャームポイントであるように思わせる撮り方。
撮る人としての飯田エリカの、情熱と冷静のバランスも面白い。

バランスと言えば、顔を顔として狙って撮った「横から」のカットが、右からと左からと、それぞれ1点ずつ。

ウシャンカを被ってステンドグラスの前に立つカット。

黒のランジェリーで窓辺に立つカット。

おそらく狙ってそうしたのだと思うが、埋め込むように置かれていた。

この2点が、兎にも角にも印象に残った。

この人は、生まれた時からその生涯を終えるまで、この可愛らしさを形を変え乍ら持ち続けて行くのだろう。
持続可能な可愛らしさ。

(2023.01.15 記)

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